11月の日記 【 Hiroさん 】の受験生日記
2004年 11月 13日 (土)ありがとうございました
いよいよ2年間書かせていただいた受験生日記の“千秋楽”です。


まず、この試験を受験しようと思った動機から書いてみたいと思います。

私は長年、証券業務+国際業務を担当していました。

ディーラーを退いてからは、リスク管理やコンプライアンス業務も担当しました。

数年前、異動で新規業務の担当をすることになりました。

損害保険・生命保険の販売の立ち上げ責任者でした。

東京の保険会社さんでの1週間の研修に参加させていただきました。

そこで、生命保険の商品知識・販売ノウハウを教えていただきました。

直感で、この分野は将来業界の収益の柱となるに違いないと思いました。

同時にFPの知識が不可欠だと感じました。

帰福してFPセクションに行って、

”FP3級も持たない私が、これから勉強を始めて3月間でFP1級に合格できるか?”

質問しました。

回答は、”年に2回あるので、今回は2級、次回1級と2段階に分けて挑戦されてはどうですか?“

“いや、教えてほしいのは「常識論」ではなく、可能性があるかどうかなのです”

“常識的にはかなり可能性は低いと思いますが、努力次第でなんとかなると思いますよ”

ということでした。

結局2級と1級を併願しました。(同じ時間帯に実施されるので、どちらかひとつしか受験できません)

そして少しでも可能性があるならば、1級を受験することにして3級から勉強を始めました。

11月から土曜日にあるFP受験対策講座を受講しました。

3級~2級~1級全部の対策講座を受けました。

1級の対策講座はクリスマス前後でした。

その中で、年金分野を教えてくださる方が社会保険労務士の方でした。

労働金庫OBの方で、労金勤務時代はFPセクション在籍。
退職後は、FPや年金の講座を全国でやらせてもらっています。
その講座の数、1年に200回くらいになります。
もう私は年金を受給していますが、講師をさせてもらっていることもあって
ちょっとした小遣いにはなります。

そんな自己紹介をされました。
そのときに初めて、“社会保険労務士”という職業を知りました。
そしてその先生の講義がとても分かりやすかったことを覚えています。
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結局1月下旬のFP試験は1級に挑戦しました。

一次試験は午前の【基礎編】四答択一式50題が終わった段階でダメだと思いました。
それでもせっかく勉強したのだから、午後も受験してみようと思いました。

午後の試験が始まるときには、かなり空席が目立っていました。

午後【応用編】 筆記試験(記述式) 5題

とにかく知っていることは全部書きました。
解答用紙も追加用紙に、関連分野についても書きました。
最後の最後まで粘りました。

終わりの合図で顔をあげて回りを見回したら、1割程度しか残っていませんでした。

”不合格確実だな”と思って、重い気持ちでバスで天神まで戻りました。

そしてフラフラと入った書店で、

”何か今回勉強したことを活かせる国家資格ってないかな~”

と思って、探していたら例の講師の方のお話を思い出して
社会保険労務士コーナーに行って、北村先生の”最短最速合格法”を見つけたのです。

いまから思うと、数ある中から思わず手にとってみたくなるタイトルですね。
ネーミングの勝利でしょうね。
早速購入して、このサイトのことも知りました。

これが北村先生そしてこのサイトとの出会いでした。

FP試験の方ですが、すっかり忘れていたら、3月の初めになって一次試験合格の通知が来ました。

200点満点の124点(合格点120点以上)
【基礎編】52/100
【応用編】72/100
この試験は合計で6割とれれば合格だったので助かりました。
そして、没問が1問あって全員加点があったので、ギリギリ合格だったのです。

それから気を取り直して5月下旬の二次試験=実技試験(口頭試問形式)の準備をして受験
その合格通知が来たのは7月のことでした。

その後DCアドバイザー、年金2級、FP法人2級などの資格を取得後
一昨年のGWからこの試験の受験勉強を本格的に開始したのでした。

FP資格を取得したことで、保険業務の立ち上げの準備をしながら
並行してFPセクションで相談業務も担当することになりました。
それが、社会保険労務士という国家資格を取得しようという強い動機となりました。

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“最短最速合格法”と書いてあったので、
4ケ月でも奇跡が起こるかもしれない、
ダメだったとしても翌年につながるから・・・
と軽い気持ちで受験したので、本試験では、さほど緊張することもありませんでした。

結果は雇用保険法が3点の41点でした(選択式34点)。
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サイトの方は、ひよこさんとタンポポさんの日記だけ読んでいました。
さすがに4ケ月間の短期勝負でしたので、お二人の日記を読むだけで精一杯でした。

自分の性格からして、受験生日記を書き始めると絶対ハマルだろうなと思って
日記を書くことは当初全然考えていませんでした。

だから受験が終わるまで、会議室にも書き込みしたことはありませんでした。

ただ受験が終わって、どうしても北村先生、ひよこさん、タンポポさんに御礼が言いたくて
9月7日に会議室に書き込みしたのがこのサイトとのおつきあいのきっかけとなりました。

その年の結果は不合格でしたが、独学の私がなんとか本試験を受験できたのも
このサイトとお二人の日記のおかげだと思っていたからでした。

それから、会議室にときどき書き込むことになって
12月になって、一足遅れて受験生日記に応募したところ、快く受け入れてくださって
私の48歳の誕生日に1年目の日記を書き始めることになったのでした。

それから約2年間、このサイトを通じていろんな出会いがありました。

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●北村先生

昨年の3月の広島オフ会に当日急遽思い立って参加して初めてお会いしました。
それがきっかけで、昨年の10月に福岡オフ会の第一回が開催されました。
それから、今年の9月まで非公式オフも含め5回開催されました。

最初に広島でお会いしたときに、不思議なパワーというかオーラを感じて、

”これは絶対福岡のみなさんにも北村先生の魅力を感じ取っていただきたい”

という気持ちが先生に

“福岡でオフ会しましょうよ”

と酔った勢いで、お願いすることになったのだと思っています。

昨年受験に失敗したときに先生からは
“もっと肩のチカラを抜いて”というアドバイスをいただきました。

こうやって合格できたのも、あの日“最短最速合格法”を本屋さんで見つけたからだと思うと不思議なご縁です。

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●ひよこさん

今日Goukaku clubのBBSに書き込みしたものをそのまま載せます。

3年間、お世話になりました

名前: Hiro

日時: 11/13 17:01

1年目は、ひよこさんの受験生日記を参考にさせていただいてがんばりました。

2年目は、ひよこさんの1日1問、殿堂日記の書き込みに刺激をうけてがんばりましたが
 1日1問の本試験前日?分の厚生年金保険法の選択式をやらずに受験して
”年金給付等積立金”がうめられずに、2点。(結局は択一式38点で惨敗)
 
3年目の始まる前に、大阪オフ、福岡オフ、○○オフでひよこさんに3回お会いできて
テキストやひよこカードを見せていただいて、参考にさせていただきました。

Goukaku club は、受験生日記にも書いていますが
印刷してファイリングしておいて、その科目の授業が終わって、
実力テストを受ける直前に、本試験並みに時間を計って解いていました。

復習は、すべてテキストに書き込み まる”ひ”
ひよこさんオリジナルの解説や語呂は特に赤ペンでテキストに書きこみました。

テキスト読みをするたびに”1日1問”を復習することにもなりました。
”1日1問”だけを取り出して復習する時間などないと思っていたからです。

●Goukaku clubのヤマ当て問題15日~21日分(選択式 7題)
  42分かかりました。  
  33勝2敗 昨日までの3日間でやったのも含めれば選択式10題で、
  46勝4敗。全問3点以上でした。 (8月15日)

ひよこさん3年間、お世話になりました。ありがとうございました。
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●タンポポさん

1年目にひよこさんとタンポポさんの日記を読んでいたことは書きましたが
初めてメールのやりとりを開始したのは、試験が終わったあと10月くらいだったと思います。

2年目にいろいろアドバイスをしていただいたり、タンポポさんの受験生時代の貴重な資料を
送っていただいたり、本当にお世話になりました。

いつも“問題ばっかり解いていないで、もっとテキスト読みをするように”

とアドバイスされていましたが、“ハイ、ハイ”と言って、
“テキスト読み”より過去問ばかりやっていました。

模擬試験を受けても最初は40点そこそこしか得点できず、なぜだろうと思いました。

タンポポさんが

“問題ばっかりやっていると、最後に点数が伸びない”

とおっしゃっていた意味がやっと分かりました。

やっとテキスト読みを真剣にやり始めました。

それから、2回の模試は49点、50点ととれるようになり、最後の模試では
選択式も37点と初めて合格判定をいただきました。

でも結果は”不合格”でした。

今日、メールのやりとりをしたのですが、
その中にこういう言葉がありました。
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Hiroさんは、何を言っても自分で納得しないと動かないから。
よほどのことがない限り、黙ってみていようっと決めていました。
薄情に思われたかもしれませんが、
自分で考えて、自分でがんばって、自分で結果を出す。
このごくあたりまえのことを、してほしかったんです。
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だから3年目はタンポポさんから勉強のアドバイスを受けることはなくなりました。

それでも、私が昨年末体調を崩したときには、福岡オフ会に広島から仕事が終わって駆けつけてくれました。
まるで私が広島オフに当日思い立って新幹線に飛び乗ったように。

今年合格できたのも昨年タンポポさんがアドバイスしてくれたことがベースになっているのだと信じています。

“もっと早く気づいていたら・・・” 試験にタラ・レバはなかったですね (笑)

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●みきゅりんさん

昨年不合格になって、いろんな方からアドバイスをいただきました。

結局、みきゅりんさんの日記を1年分読んで、みきゅりんさんの勉強法を参考にさせていただくことにしました。

それは、みきゅりんさんの本試験後の日記で“1年目と2年目の比較”を読ませていただいて、
この試験に対する”姿勢”の違いで、ここまで”結果”が違うのかと驚愕したからです。


昨年9月の大阪オフ会には、本試験前から出席することに決めていました。
大阪の合格者の方から、応援メールをいただいていたので、合格(確実)報告をするために
参加するつもりでした。

でも本試験当日に不合格確実になって、そうだからといって約束していたオフ会に参加しないのは、
“逃げ”だと思って、参加申込みしました。

オフ会では、日記ライターの自己紹介のコーナーがあって、私も

“来年は合格を報告できるようにがんばります”

と宣言したことを覚えています。

そこで、みきゅりんさんの自己紹介を聴きました。

“今年はなんとか合格できそうです”

という言葉が印象に残っています。

その後、思い切って名刺を持って、みきゅりんさんにあいさつに行きました。

“おめでとうございます。
来年は、みきゅりんさんの勉強法を参考にさせていただきますので、メールさしあげてもいいですか?”

とお願いしたら、快くOKしてくださいました。

それから、10回くらいメールの往復があったでしょうか。
私の不躾な質問にも丁寧に答えてくださいました。

一度なんかはこんなお願いをしたことを覚えています。

“「テキストの書き出し」って日記に書いてあるのですが、その見本みたいなものを
 見せていただけないでしょうか?“

“広告の裏なんかに書いて、終わったら捨てていたので残ってないんですよ”

さすが関西の方だと、妙なところで感心したのを覚えています。


福岡オフ会の第一回目(昨年10月)にも、出席してくださいました。

そうそう、オフ会の翌日にライター懇親会をやりました。

ひよこさん、タンポポさん、ままちゃん、みきゅりんさん、ぺんたさん、私。

そのときにランチを食べながら、合格者の方の話を聞かせていただきました。
ものすごく参考になりましたよ~。これも幹事の役得かなと思いました(笑)


そうやっているうちに、学校の基本講義が始まりました。

ときどき、みきゅりんさんに勉強法についての質問のメールを送っていました。

そして、12月中旬体調を崩して病院にかかりました。


みきゅりんさんは、

“いまは勉強のことは忘れて健康回復を最優先しましょう。

 まだこの時期でよかったと思うことにしましょう。“

というメッセージを送ってくれました。

それを読んで、昨年の合格者の方のおっしゃる事だからその通りだと思って、静養していました。

それから、みきゅりんさんのご厚意に甘える形となり、やりとりが開始されました。

最初は、“体調が回復するまで・・・”と考えていましたが、結局本試験まで続くことになりました。

学校も同じTAC ということ、みきゅりんさんの勉強法を取り入れたこともあって
いつも的確なアドバイスをしてくださいました。

あるとき、驚くべき事実に気づきました。

みきゅりんさんの日記にある“書き出し”って、
私がやっている方法とは違うのではないかと思って訊いてみたのです。

“私の方法は、テキストを見ながらそれを書き写すことなんですが、
 これとみきゅりんさんのは どうも違うような気がしてきたんですが・・・”

みきゅりんさんからの返信を読んで、驚愕しました。

“ここまでやらないとこの試験って、合格できないのか”真剣にそう感じました。

それから私は“書き出し”⇒“書き写し”と日記での表現を改めることにしました。

みきゅりんさんは、
“勉強方法は人それぞれだから、Hiroさんはすべて私のやり方と同じである必要はないのですよ。
 Hiroさんなりの方法で十分だと思いますよ。”

 と言ってくださいました。


数え上げたらキリがないので、やめておきますが、このやりとりで
いかに自分がまだ甘いのか痛感させられていました。

みきゅりんさんは、受験生日記や殿堂日記(含む蜻蛉日記)に書かれていらっしゃるような
さりげない表現方法で、大事なことをサラリと教えてくれます。

本試験前の緊張する時期も、みきゅりんさんの経験談を読ませていただくことで
落ち着いて勉強できたと感謝しています。

みきゅりんさんの言葉で一番印象的だったのが、

 “この試験を受けてみて、いままでだったら

 「合格する人って、頭がいい人なんだろう」

   と思っていたけれど、

 「合格する人って本当に努力している人なんだ」

   ということが分かりました。“

という言葉でした。

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●ままちゃん

ままちゃんから初めて事務局経由でメールをいただいたのは、昨年の6月頃だったでしょうか?

日記上でときどきやりとりしていたのですが、あることがきっかけでメールをいただきました。
そして8月には頻繁にメールをくれるようになりました。

本試験が終わってから気づいたのですが、ままちゃん、私の日記を読んでいて

“Hiroさん、もしかしたらこのままだとマズイかも?”

 と思ってくれていたみたいですね。

 表現は柔らかでしたが、

“ここで気を抜いちゃダメ、お互い最後までがんばりまっしょい”

というカンジでした。

そして私が不合格確実となって、ままちゃんの本試験当日の壮絶な闘いを日記で読んで

“良かったね、とにかくおつかれさま”

というメールを送ったときに

“来年のことは考えていなかったので・・・”

ということを書いたら、ものすごいメールが返って来ました。

長い長い文章でした。

結論は、

“私も4年間だめだった。昨年不合格になったときにもうやめようかと思ったこともあったけれど、
ある方の“諦めちゃダメ”という言葉に後押しされて、今年5回目の挑戦でやっと合格しているかも
(マークミスがなければ)というところまでたどり着いたのですよ。

Hiroさんって、まだ2回目でしょう?ここで諦めるの?“

一番インパクトが大きかったのは

“みきゅりんさんやままちゃんに負けて悔しくないの?”

という言葉と

“あきらめずに来年も挑戦してください!” ⇒ここだけ72ポイント?のフォントで赤色!

このメールを読んで

“ここまで言われて、諦める訳にはいかんな”

 と思って本試験見直しを本気でやることにしました。


ままちゃんも昨年の第一回福岡オフ会に遥々鹿児島から参加してくれました。

そして、“ままちゃんご懐妊”のビッグニュース。

不妊治療をやっていらしたということは日記を読んで知っていたので
同じ年に長年の夢だった合格とコウノトリの二つの幸せをつかみとったままちゃんは
スゴイ人だと思いました。

今年8月に無事出産されて、私の本試験の自己採点結果を日記で読んでメールをくれました。
昨日もお祝いのメールをいただきました。
育児・家事で忙しくパソコンもあまり見れない状況の中でありがたいと思いました。

今日ままちゃんに返信した内容の一部です。

 昨年本試験直後のままちゃんの檄に突き動かされて、

 ”今年絶対合格する!”と誓ってやったことが実現できてホッとしています。

 これもあのときのままちゃんのメールのおかげですね。

 鹿児島訪問も計画しますね。福岡オフ会のメンバーを誘ってみようかな・・・。

 3月の赤ちゃんかわいいだろうな~。

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●Mさん

私よりお姉さんです。
社労士の方ではありません、社労士の受験勉強をされている方でもありません。
それでもこのサイトのファンで、あることがきっかけで私の日記を2年間ずっと読み続けてくださった方です。

昨年私が体調を崩したことで、とても心配してくださって年賀状を送ってくださいました。

それに感謝のお返事を差し上げて以来、ときどき励ましのお電話をくださったり
お手紙をいただくようになりました。

昨年は、結構深夜遅くまで勉強していたのですが、私の日記がアップされるまで
起きてご自分も何かやっていらっしゃったそうです。
さすがに3時過ぎたら、やすまれていたそうですが・・・。

最初は、

“どうして社労士とは関係のない方が、私の日記を楽しみに読んでくださっているのだろう”

と不思議に思っていましたが、それでもありがたいことだと感謝していました。

その方の言葉をそのままお借りすると、私の日記を読むと

“自分もがんばらなくてはという勇気がでる”のだそうです。

そして本試験の結果を日記で読んでくださった直後に久しぶりにお電話をいただきました。

“良かったですね~。きっとHiroさんは大丈夫だと信じていましたが
 この試験って何があるか分からない試験ですからね~。でも安心しました“

 と我がことのように喜んでいただきました。

“なぜか自分の家族のような気がするんですよ。”

とまで、おっしゃっていただいて本当に恐縮しました。
(まだ一度もお会いしたことはないんですよ)

そして

“Hiroさんががんばったご褒美に何かプレゼントしたいのですが・・・”

とおっしゃってくださいました。

私は、

“まだ11月の発表があるまでは合格したと決まったわけではありませんから・・・“

と鄭重にご辞退申し上げました。

そうしているうちに9月のある日、その方からあるものが届きました。

私は”お菓子か何かだろう”と思って、その日はあることで忙しかったこともあって
翌日まで中味をあけませんでした。(ゴメンナサイ、Mさん)

翌日、中味を開けて見てびっくりしました。

これまで、家族からも誰からもいただいたことがないようなプレゼントでした。

すぐMさんに電話をしました。
恐縮する私に、Mさんは

“お約束のご褒美ですよ。

 末永くお気に召すものをと色々思いめぐらせ、この様な形になりました。

 Hiroさんが根性出して頑張った分、私も頑張りましたよ。

 晴れやかな清々しい気持ちで、この様なプレゼントをさせていただくことが出来ましたこと
とってもうれしく幸せです。”

 とおっしゃってくださいました。同じことが同封のお手紙にも記されていました。

いただいたものを昨日初めて身につけて社会保険労務士会での合格発表を見に行きました。

WEB官報で確認していましたが、これは“儀式”だと思って出かけました。
掲示板の前で、記念写真を撮っていただきました。

来週TAC の合格祝賀会があるのですが、そのときにも身に着けて行こうと考えています。

そしていつの日かその方の住む町を訪ねて、
2年間応援していただいた御礼を述べさせていただきたいと考えています。

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ここには書くことができませんが、他にも昨年体調を崩したときに、
メールやお手紙でお見舞い・励ましていただいた方、たくさんいらっしゃいます。

福岡オフ会も当初は一人で幹事をやっていたのですが、
2回目(昨年12月下旬)のオフ会の直前に私が体調を崩したこともあって
お二人の合格者の女性の方(ひめさん、れいこさん)が手伝ってくださいました。
一番辛い時期だっただけに、とてもありがたかったです。
3回目以降は、私が受験勉強に専念できるようにお二人が幹事をやってくださいました。

本試験前に、お守りを送っていただいた方、

本試験当日のアドバイスを細やかに書き綴って送ってくださった方・・・

ほんとうにありがとうございました。

ある方からいただいたメールにこういう内容が書いてありました。

 Hiroさんを応援してらっしゃる方は、Hiroさんは気付いてらっしゃらないだけで
 全国にいっぱいいっぱいいらっしゃると思います。

 そのことが、Hiroさんにとって重荷になるのではなく
 前に進む原動力になってくれればいいな...と思っています。

そんな私が存じ上げない方も含めて応援してくださった皆さんのおかげで、合格することができました。

ほんとうにありがとうございました。

これからが本当のスタートだと気を引き締めています。

これからもご指導、応援よろしくお願いします。

最後にこの貴重なスペースを2年間も与えてくださった北村先生、事務局の方々
ありがとうございました。

          2004年11月13日(土曜日) 22:55 Hiro
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 12日 (金)
官報の合格者名簿に名前がありました。

応援してくださった方々、ありがとうございました。

取り急ぎご報告させていただきます。
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”おめでとう”の電話、メールをたくさんいただきました。
 ありがとうございました。

インターネット官報で自分自身の名前を見つける前に
”今年は不合格”と覚悟して来年を目指して、歩み始めていた方のお名前を探していました。

そして、お名前を見つけました。

すぐ携帯電話で連絡をとりました。

なぜなら、

”当日は仕事なので発表を見に行くつもりもないし、職場にはインターネットもないから・・・”

とおっしゃっていたからです。

”同姓同名だったら・・・”と思い受験番号を聞きました。

間違いなく”合格”でした。

ご本人いわく、”信じられない・・・”

そうです、2年前の会議室へのレスがきっかけで、お知り合いになった
9月に会いに出かけたあの方でした。

自分の合格より嬉しく感じました。

なぜならこの方は8月5日に腕が痺れる状態になられて、ペンを持つことができない状態が
10日間も続いたのです。

一時は受験を諦めかけたそうですが、私自身の経験からして、

”その症状があらわれたのが試験当日でなかったことを幸いと思って、最後まで諦めずにがんばってください”

と伝えました。


その間、”書くことができなくても勉強はできる”と通院しながらがんばったそうです。

本試験の結果は、選択式・択一式とも基準点未達なしの択一式4●点でした。

私は五分五分の確率で合格の可能性ありと思っていました。


北村先生、7月の福岡オフ会の夕陽の見えるBBQ会場で

”はじめの一歩”に先生のサインをお願いしたのは、この方に合格お守り代わりに送るためでした。

きっと、あれがお守りになったのだと信じています。ありがとうございます。
(クレアールの通信生の方なのですよ)


この方への電話を切ったあとに、自分の名前を探しました。

なかなか福岡会場のページまでたどり着けませんでしたが、やっと自分の名前を見つけることができました。

同じく受験番号まで確認しました。

それと同時に、お祝いの電話がかかってきました。

ありがたいことだと思いました。


それから、絶対合格してほしいと願っていた方の名前を探しましたが、ありませんでした。


しばらく日を置いてから、連絡をとろうと思っていました。

夜その方から電話がかかって来ましたが、マナーモードにしていたので、気づきませんでした。

”おめでとうございます”のメッセージが残っていました。

それに気づいて折り返し電話しました。


”今日は思いっきり泣いて、悔しさをぶちまけろ。

 そして明日からとは言わないけれど、前に進む気持ちになったら歩き始めるんだよ。

 私も昨年同じ経験をしたのだから・・・。その悔しさをバネにしてがんばるしかないんだよ。

 一度目指した道なのだから。諦めることはできないでしょう?

 私でできることは何でもするよ”

 と言葉をかけるのが精一杯でした。


 帰宅したら、その方から”祝い酒”のセットが到着日指定で届いていました。
 
 自分自身の結果に対する不安感のなかで、どんな思いでこれを送ってくれたのだろうと
 思うと涙が止まりませんでした。


 いまはどんな言葉も受けいれられないかもしれないけれど、

 きっとこれからの1年がこれからの人生にプラスになるよ。

 いや”絶対プラスにしてみせる”という気持ちでがんばれば来年は余裕で合格だよ。

 
 

 

        
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 11日 (木)
映画「いま会いにゆきます」を観てきました。

本試験前夜に「世界の中心で愛をさけぶ」の録画版を観たように・・・。

ロケ地 諏訪「蓼の海」。

今日は早めにやすんで、明日を迎えたいと思います。


おやすみなさい、いい夢を。また明日。
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 10日 (水)1日
●今日は選択式について書きます。

まずは、8月23日 月曜日⇒本試験翌日の日記から。
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選択式全問ととりあえず間違った択一式の問題をテキストでチェックしました。

選択式は、私の学校のテキストに載っていたのは39題。

載っていなかったのは、社会保険に関する一般常識の”81万世帯”だけでした。

私はカンであてました。

テキストで確認していたら、
被保護人員数124万人というのがあって、ちゃんと○で囲んでいました。

正確には覚えていなくても、高齢者だと1人の世帯もあるんだろうな・・・
とかいろんなカンが働いてこれを選んだのでしょうね。

平成15年版厚生労働白書のテーマが
”活力ある高齢者像と世代間の新たな関係の構築”でしたから、
高齢者をテーマとした項目は要チェックだと思っていました。

実際この問題も今年の厚生労働白書からの出題でした。

私は先生が、厚生労働白書を買ってまで読む必要はない。
どうしても気になる人は、図書館で読んでみてください。

とおっしゃったので、買いも読みもしませんでした。

その代わり、厚生労働省のHPに載っている分だけは印刷して目を通していました。

模試、答練、Goukaku club、一般常識セミナーで取り上げられるもので十分と考えていました。

あと新聞等読んでいまの日本の抱える問題点を把握していたら、”常識”で3点はとれると
考えていました。

”生活保護”は横断的にも

1.国民年金の保険料法定免除に該当すること
2.国民健康保険の適用除外に該当することからすれば

保険料収入が減少する要因でもあるわけで、いまの日本の抱えている諸問題が
この選択式の問題には盛り込まれているという気がするんです。

結局、選択式40題のうちテキストに記載がなかったのは
この81万世帯だけでした。

そういう意味では、昨年の救済4科目の反省から、基本的な問題から出題されたということになりますね。

それから、例の健保の選択式 高額療養費 (70歳以上)

暗記カードにも穴をあけて載っていました。
やはり心強い味方だったんだな~と感謝しています。
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【選択式】
○一昨年 34点(基準点未達なし)

○昨年  31点(厚年2点)

○今年  38点(自己採点)

一昨年約4月間の独学+直前講座+白書講座で、これだけの点数をとれたので
翌年は最初からこの試験をなめてかかっていました。
⇒これが昨年の惨敗の原因のすべてでした。

一昨年は、選択式対策はLEC の”選択式マスター”を本試験直前になって買ってきて
最後の1週間の前半4日間をすべてこれに費やしました。
それ以外に選択式対策は何もやっていませんでした。

それでも、上記の成績を残せたのは今から考えれば、”運が良かった”からでしょう。

昨年も、”選択式マスター”と通信の答練・模試以外特別やりませんでしたが、
ただ一般常識だけは直前まで何が出るか分からないという恐怖感から、
最後の10日間は一般常識の選択式問題をかなり時間をかけて解いていました。
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【昨年の結果】
選択  4  5  4  5  4  5  2  3  31
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結局、厚生年金保険法で2点。

”年金給付等積立金”⇒”責任準備金”と機械的に判断して、
あとの残り時間は後半2題のパズルをしていました。⇒基準標準給与額、報酬標準給与。(ハズレ)

結果的に、選択式も択一式も厚生年金保険法は救済になりました。
でも、択一式で38点(厚生年金保険法3)だった私には関係のないことでした。

昨年の本試験を受けて、はじめて選択式の怖さを知ったのです。

⇒選択式で基準点未達があると精神的にもろい私は択一式も戦えない心理状況になる。

先輩ライターの方が、

”この試験は選択式で勝負が決まる”

と言われていた意味がよく分かりました。

ただこの”年金給付等積立金”は、基本テキストにも何回も登場、

14年度の過去問(択一式)にも出題されていたキーワードだったので、

結局は、”テキスト読み”が足りなかっただけということに気づきました。
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今年は択一式同様、選択式を克服するには”テキスト読み”しかないと決めていました。

基本テキストに載っていることは全部出題の対象となる(選択式・択一式ともに)と思って
テキスト読みをしていました。

【具体的にやったこと】

授業が終わったら、テキストの章末にある”まとめ”を書き写し
 ⇒ここも穴が空いていて、記述式になっています。

あとは学校の副教材である”暗記カード”と”つぼ選択式”を使用しました。

”暗記カード”は授業が終わったら、該当ページの条文を全部書き写しながら穴をうめて行きました。

2回目からは、条文を熟読しながら穴をうめて行きました。

できないところは、下にある解答欄に正の字でカウントしていきました。
プラス Post-it フラッグ ”透明スリム見出し”を穴の上に貼っていきました。

そしてやった日付と正誤の数(5-2)を書いていきました。

科目によっても違いますが、本試験まで4~6回繰り返しました。

実力テスト・模試・本試験の直前にやると絶大な効果がありました。
⇒選択式だけでなく、択一式にも。

つぼは、1~3回程度しかできませんでした。

量から言うと”暗記カード”の方が10倍以上(感覚的なもの)だったので
”暗記カード”で十分という気持ちがあったからかもしれません。

*つぼでよかったのは、”おぼえとるかい”と”Step-up アドバイス”でした。
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選択式に取り組む時に、一番効果があったのは、”記述式”と思ってやったことです。

”暗記カード” ”ミニテスト” ”実力テスト”には、元々選択語群がありません。

つぼ、答練、模試についても、選択語群を見ずに解いていました。

そうすることによって、テキスト読みの精度が高まるのです。

テキスト読みながら、この条文で穴をあけるとしたら・・・
択一式だったら、どこを間違いにするか・・・
そう考えながらいつも読んでいました。

それと択一式の問題演習の復習の際に、この問題で穴をあけるとしたら・・・
といつも考えていました。
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【選択式得点】会場模試5回

厚年 基安 労災 国年 雇用 労一 社一 健保 計
L1 5 5 4 5 5 5 4 5 38
T1 5 5 5 5 5 4 4 4 37
L2 5 5 5 5 5 3 5 5 38
T2 5 5 5 4 3 5 4 5 36
L3 5 4 5 5 5 5 5 3 37
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厚5.0 基安4.8 災4.8 国4.8 雇4.6 労4.4 社4.4 健4.4 計37.2

模試でもひやひやした問題もいくつかありましたが、結局3点未満だったことは1度もありませんでした。

 あれだけ学校のミニテストや実力テストの記述式で鍛えられた私が3点未満をとるはずがない。
 もし私が3点未満だったら、受験者の99%は同じことと自分を信じていました。

 ⇒それは模試や答練やGoukaku clubの選択式の問題をこなすうちに
  それほど作問者はイジワルではない、いくら落とす試験と言えども
  ちゃんとテキストや条文を読みこなしている受験生であれば3点は確保できる問題を
  作るものなんだという確信を持っていました。

  それは、択一式も同様でした。

  実際、5回の会場模試や答練その他で、選択式・択一式ともに1回も基準点未達を経験しなかったことで
  その思いは確実なものと変わって行きました。

  そう思わないとこの試験の勉強は、際限がなくなると思いました。

  どこまで範囲を広げてやっても、これで大丈夫という域には達しないのだと悟りました。

  それは、私だけでなく他の受験生も同じことだから、

  ●大事なのは’基本を繰り返すことだ’と自分に言い聞かせていました。

   
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2004年 11月 9日 (火)2日
●今日は、一般常識への取り組み方について書きます。

○昨年の本試験の結果

 選択式 労働5、社会4
 択一式 4

昨年の反省は、とにかく”一般常識”の着手~完成が遅すぎたことでした。

ひとつは昨年は通信だったので、教材の到着が通学より2週間遅かったこともありますが
それは通信でやると決めたときにある程度分かっていたはず。

それを受身の姿勢で、教材が到着するまで何も手を打たなかった自分の責任でありました。

たしか昨年は”白書対策”の教材・カセットは、お盆13日過ぎて届いたと記憶しています。

だから超直前期(10日間)のほとんどは、一般常識の選択対策をやっていました。

おかげで一般常識の選択式は上記の点数がとれましたが、
その他の科目の最後の調整が疎かにになって、全体としてはボロボロの結果となってしまいました。

(すべては”自己責任”でした)
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そこで今年は

一般常識の基本講義が終了する5月17日、その3日後の実力テスト(厚年+一般常識)までに完成させて
実力テスト1位を確保することを目標としていました。

”基本テキスト”と”暗記カード”+”つぼ(選択・択一)”だけに絞りました。

基本テキストには、白書の主な項目や主要な労働経済のデータは記載されていたので
とりあえずはそれで十分だと思いました。


私の学校のスケジュールでは、一般常識の基本講義の開始日は4月22日でした。
その1月位前に、みきゅりんさんが殿堂日記に

”みきゅりん的一般常識苦手意識の克服法 ”

を書き込みしてくださいました。

冒頭部分だけ引用させていただきます。
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各予備校では、そろそろ一般常識の授業に入る頃ですね。
私は一般常識が最後の最後まで苦手でした。
授業のときにしっかり復習をしなかったのが原因だと思います。

そのため
苦手意識がある→時間がかかる→勉強がおもしろくない→勉強しない→成績悪い→やっぱり嫌い
となかなか悪循環から抜け出せませんでした。
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その後に書いてある具体的な”苦手意識の克服法”もとても参考になりました。

おかげで、4回目実力テスト(厚年・常識)は97点でクラス1位になり大きな自信となりました。

その後の5回の会場模擬試験でも、

選択式・・・・ いずれも平均4.4点
択一式・・・・ 平均8点  でした。

最後の1月間も、7月下旬にオプションセミナーを受けてからは、
他の科目と同じペースでテキスト読み込み・暗記カードをやっていました。

とにかくこの試験には基準点というのがあるので、苦手科目を作らないことを最大の目標にしていました。

苦手科目があると、昨年の私のように直前期で他の科目の足を引っ張ることになるからです。

そういう意味では、みきゅりんさんが早い時期にご自分の反省も踏まえて
書き込みしていただいたのはとても参考になりました。

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実力テストの成績が貼り出されて、それをご覧になった同じクラスの方から質問を受けました。

”私一般常識が苦手で、今回もひどい点数とったのですが、Hiroさんどういう勉強されているのですか?”

私がお答えしたのは・・・

 ●とにかくテキストをよく読むこと

  でも範囲が広いから優先順位をつけること。
  それから実力テスト・模試・本試験直前の時間がないときは
  暗記カードをやるだけでも随分違いますよ。

【優先順位】
1.社会保険の法令(これをカンペキにやれば択一式の基準点未達は避けられると信じていました)

2.労働科目の法令

3.テキストに載っている白書や沿革

4.テキストに載っている労働経済データとその定義
  (細かいことはいいから主要な項目だけ、例 選択式で出題された完全失業率など)

5.労務管理用語

基本テキストだけで350ページもあるのだから、それ以外は手をつけない方がいいと思います。

”厚生労働白書”や”労働経済白書”は読みませんでした。
⇒学校の先生からも”必要ない、どうしても読みたければ図書館にありますよ”
 とアドバイスをうけました。
 私は厚生労働省のHPに載っている分だけは、印刷して目を通しておきました。

あ、そうそう先生からのアドバイスと言えば・・・

”みなさん、一般常識が苦手な人が多いですが、普通の会社員生活を永年やっていらして
 きちんと新聞を読んでいれば、基準点はとれるように作問されているはずです。

 あまりにナーバスになりすぎて、一般常識に時間をかけすぎないように。

 時間をかけただけ、点数が伸びる科目にもっと時間をかけるべきです。”

 とおっしゃっていただいて、一般常識(特に選択式)への恐怖感はなくなりました。
 
白書類は、基本テキストを読み込むことや実力テスト・答練・模試に出題される問題を
きちんと復習することと7月下旬のオプションセミナーで十分だと思いました。
⇒選択式で出題されたものは、空欄だけでなく問題文全体をよく読んで、趣旨を理解するようにしました。

その結果本試験(自己採点)では

選択式 いずれも5点
択一式 7点でした。

択一式では社会科目で5点稼いで(うち1点は全員加点)
労働では問3の「次世代支援法」と、問5の「個別労働紛争法」で2点拾っただけでした。

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●新聞記事より2題

1.社保庁・ハローワーク 政府が業務一括入札を検討
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 政府は05年度開始を目指す官民競争入札(市場化テスト)のモデル事業に選ばれる見込みの
社会保険庁とハローワークについて、一部の事業所の業務を丸ごと入札にかける方向で検討に入った。

参入を狙う企業から「業務を部分的に受託しても徹底した効率化は難しい」との声が強いためだ。
所管する厚生労働省の抵抗感は強く、年末の対象選定に向けて調整の難航は確実だ。

 市場化テストは、公共サービスの提供者を官民が対等に競う入札で決める仕組み。
民間が落札した場合、その仕事に就いていた公務員は別部門や他の役所、落札した企業に移ることになる。

社保庁とハローワークの両業務への参入を目指す資格試験予備校の東京リーガルマインド(LEC)はこのほど、年金徴収や職業紹介といった現場の業務から人事など管理部門まで一括して入札対象とするよう提案した。

「運営全体を受注できれば、管理部門の人員を窓口に振り向けてサービスを手厚くしたり、
管理職を減らして意思決定の速度を上げたりできる」という理由からだ。
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2.「患者本位」に誘導、病院の役割分担 新医療計画で方針

 厚生労働省は、全国370の地域ごとに人口や年齢構成から機械的にベッド数を決めるだけの
「医療計画」を、病気別の患者数などニーズに合った計画に変更する方針を固めた。

病院の役割分担を明確にし、病院間の連携を図る。
来年度予算で年200億円ある補助金を、計画をつくる都道府県に移し、病院の改築や調整費用などの助成に充て誘導策にする考え。

しかし、私立の病院や診療所なども含めた機能再編だけに、医師会などとの調整が必要となる。

 これまでの医療計画は、数十万人単位で区切られた医療圏ごとに、
都道府県が人口や年齢構成などを前提に、総ベッド数を規制するだけだった。

 今回の見直しでは、医療圏ごとに「脳卒中が多い」「小児救急が足りない」など地域に
特徴的な病気の傾向や医療態勢の不備を分析。
総ベッド数は抑制しつつ、優先的に充実させる医療分野を選んで、各病院の役割分担を決める。
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【医療計画】

都道府県が5年ごとに策定。
人口や年齢構成、入院実績などをもとに、医療圏ごとの入院ベッド(病床)数を決める。
73~83年の老人医療費無料化で急増した病床数を抑制する目的で、85年の改正医療法で導入された。
総病床数を示すだけで、地域の事情や病気ごとの患者数などに対応していないなどの問題がある。
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【健康保険法65条】保険医療機関又は保険薬局の指定
厚生労働大臣は、第2項の病院又は診療所について第1項の申請があった場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、その申請に係る病床の全部又は一部を除いて、第63条第3項第1号の指定を行うことができる。

【第4項】

当該申請に係る病床の種別に応じ、医療法第7条の2第1項に規定する地域における
保険医療機関の病床数が、その指定により同法第30条の3第1項に規定する医療計画において
定める基準病床数を勘案して厚生労働大臣が定めるところにより算定した数を超えることに
なると認める場合(その数を既に超えている場合を含む。)であって、
当該病院又は診療所の開設者又は管理者が同法第30条の7の規定による都道府県知事の勧告を受け、これに従わないとき。

【医療法】第30条の3  
都道府県は、当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する計画(以下「医療計画」という。)を定めるものとする。
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●今日は11月9日 

1963年 - 東海道線鶴見列車多重衝突事故
1963年 - 三井三池鉱山で坑内爆発事故。
1989年 - 東西ドイツの国境検問所で市民の通行が自由化。ベルリンの壁崩壊。

○119番の日
 消防の電話番号が119番であることから。消防庁が1987年に制定。

○太陽暦採用記念日
 明治5年11月9日(旧暦)に、それまでの太陽太陰暦をやめて太陽暦を採用するという布告が行われた。
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●国民年金法(選択式)E

平成6年の法律改正で外国人に対する【脱退一時金】制度を創設した。

この法律の施行日が平成6年11月9日です。(今日から10年前のことなのですね)

●国民年金法(択一式)問8-A ○

 脱退一時金は平成6年11月9日時点で日本国内に住所を有しない者には支給されないが、
 同日において国民年金の被保険者であった者及び同日以後国民年金の被保険者となった者には支給される。
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国民年金法等の一部を改正する法律 附則(抄)(平成6年11月9日法律第95号)

【H6法95附則第4条】(障害基礎年金の支給に関する経過措置)

【第1項】

 施行日(平成6年11月9日)前に国民年金法による障害基礎年金(同法第30条の4の規定による障害基礎年金を除く)
の受給権を有していたことがある者(施行日において当該障害基礎年金の受給権を有する者を除く。)が、
当該障害基礎年金の支給事由となった傷病により、施行日において同法第30条第2項に規定する障害等級に該当する程度の障害の状態にあるとき、又は施行日の翌日から65歳に達する日の前日までの間において、障害等級に該当する程度の障害の状態に該当するに至ったときは、
その者は、施行日(施行日において障害等級に該当する程度の障害の状態にない者にあっては、
障害等級に該当する程度の障害の状態に該当するに至ったとき)から65歳に達する日の前日までの間に、同法第30条第1項の障害基礎年金の支給を請求することができる。

【H6法95附則第6条】
(略)

◎厚生年金保険法にも同様の特例措置があります。

【H6法95附則第14条】(障害厚生年金の支給に関する経過措置)

【H6法附則第34条】(厚生年金保険法による脱退一時金に関する経過措置)
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2004年 11月 8日 (月)3日
●今日は、国民年金法(択一式)の難化について私なりの感想を書いてみます。(例によって長い!)

TAC のデータリサーチによると、国民年金法(択一式)の平均点は下記の通り。

14年度 7.4点
15年度 7.4点
16年度 5.0点

ちなみに昨年度救済となった厚生年金保険法の昨年の平均点は5.0点だったそうです。
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本試験、国民年金法の見直しをして気づいたことを書いてみます。

1.問題が長文化した。
  
  昨年5ページ⇒今年6ページ+3行
   6.1÷5.0=1.22倍

  厚生年金保険法
   7.4÷6.7=1.10倍

2.昨年までの本試験問題(過去問)とは、明らかに傾向が変化している。

  ⇒過去問重視では対応できなくなっている。

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●私は問5に着目してみました。⇒この問題はTAC では、”やや難・応用レベル”。

 ◎基本レベル・・・・・・1(61%),2(48%),7(59%),8(74%),10(76%)

 △やや難・応用レベル・・3(63%),4(66%),5(19%),6(27%)

 ●難問・・・・・・・・・9(9%)
-----------------------------------------------
 問5 正答率19%

 A 23%×
 B 19%○
 C 11%×
 D  2%×
 E 45%×

私の問題用紙を見ると

A △
B △
C △
D ×
E ×

このうち過去問で類似の出題実績があるのは、A,C のみです。

ただし、根拠条文は5肢すべて私の基本テキストには載っていました。

ではそれぞれの肢を見て行きましょう。
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●A 23% ×

【15年度 問10-C】

国民年金基金は社会保険庁長官の許可を受けて、国民年金基金連合会に業務の一部を
委託することができる。


【16年度 問5-A】

基金は、厚生労働大臣の認可を受けて、その業務の一部を信託会社、生命保険会社、銀行、
農業協同組合連合会、共済水産業協同組合連合会その他政令で定める法人に委託することができる。

(15年度問10-C)は×

(16年度問 5-A)も×

その根拠条文(基金令)は同じ。
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【国民年金法第128条】基金の業務【第5項】

 基金は、厚生労働大臣の認可を受けて、その業務の一部を信託会社、生命保険会社、
農業協同組合連合会、共済水産業協同組合連合会その他政令で定める法人に委託することができる。

【国民年金基金令】第20条  
法第128条第5項 の政令で定める法人は、国民年金基金連合会(以下「連合会」という。)及び次に掲げる
要件に該当するものとして厚生労働大臣が指定した法人(以下「指定法人」という。)とする。(以下略)

(15年度10-C)

 国民年金基金は【社会保険庁長官の許可】を受けて、国民年金基金連合会に業務の一部を
委託することができる。

 
 ×社会保険庁長官の許可⇒○厚生労働大臣の認可
という論点だけで満足して、該当条文をおさえていないと今年の問題は正誤の判断がつかない。
--------------------------------------
ちなみに科目横断もついでにやると・・・

●厚生労働大臣の認可がいるのは、国民年金基金のみ。
 厚生年金基金は、厚生労働大臣への届出でよい。

●厚生年金基金には、信託会社”(信託業務を営む銀行を含む。)”という文言が入っている。

問5-A はこの国民年金基金と厚生年金基金の細かい相違をついてきたのかもしれないですね。

・・・ということで、私も最初はとりあえず△。

【厚生年金保険法第130条】基金の業務

【第5項】
 基金は、その業務の一部を、政令で定めるところにより、信託会社(信託業務を営む銀行を含む。以下同じ。)、生命保険会社、農業協同組合連合会、厚生年金基金連合会その他の法人に委託することができる。
 ただし、年金数理に関する業務は、厚生年金基金連合会に委託することができない。

【13年度 問4-C】
-----------------------------------------------
面倒なことに来年の法改正ではこの条文はこう変わるのですね。 

【国民年金法第128条】基金の業務 H17.4.1~

【第5項】

 基金は、政令で定めるところにより、厚生労働大臣の認可を受けて、その業務の一部を
信託会社、生命保険会社、農業協同組合連合会、共済水産業協同組合連合会、国民年金基金連合会、【日本郵政公社】その他の法人に委託することができる。

【第6項】=新設

 銀行その他の政令で定める金融機関は、他の法律の規定にかかわらず、前項の業務(第127条第1項の申出の受理に関する業務に限る。)を受託することができる。
-----------------------------
●例によって、条文は『Sha-ra-run』より引用 管理人Haruさん承諾済みです。

 ⇒もうこの時期に法改正条文が載っているんですよ。
  私も昨年本試験見直しをしながら、『Sha-ra-run』で条文確認していましたから、
  労働基準法・雇用保険法・派遣法など法改正部分も確認しながら出来たのは良かったですね。

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Bは最後に回すとして・・・

●Cについては、【平成13年度 問1-C】をおさえていれば解けるはず。

 
【平成13年度 問1-C】
国民年金基金の創立総会の議事は、加入員としての資格を有する者で設立委員等に対し
設立の同意を申し出たものの3分の2以上で決する。

 ⇒×

ただし、これが×ということだけ覚えていても、

 ”半数以上が出席して、その出席者の3分の2以上で決する。”

 という条文を確認できていないと今年の問題の正誤の判断はつかない。

・・・ということで、ここも最初はとりあえず△。

【国民年金法第119条の2】創立総会

創立総会の議事は、加入員たる資格を有する者であつてその会日までに設立委員等に対し
設立の同意を申し出たものの半数以上が出席して、その出席者の3分の2以上で決する。

------------------------------------------------------------------------------------
●D

基金が解散したときは、当該基金の加入員であつた者に係る年金及び一時金の支給に関するすべての義務を免れる。

⇒×

【国民年金法第136条】基金の解散による年金等の支給に関する義務の消滅

 基金は、解散したときは、当該基金の加入員であつた者に係る年金及び一時金の
支給に関する義務を免れる。
ただし、解散した日までに支給すべきであつた年金又は一時金でまだ支給していないものの
支給に関する義務については、この限りでない。
----------------------------
●これは国民年金法での出題実績はありませんが、
 厚生年金保険法で平成11年度3-A、平成14年度8-Eで出題実績あり。

【厚生年金保険法第146条】基金の解散による年金たる給付等の支給に関する義務の消滅

 基金は、解散したときは、当該基金の加入員であつた者に係る年金たる給付及び
一時金たる給付の支給に関する義務を免れる。
 ただし、解散した日までに支給すべきであつた年金たる給付又は一時金たる給付で
まだ支給していないものの支給に関する義務については、この限りでない。

厚生年金保険法【平成14年度8-E】

厚生年金基金が解散した場合には、解散した厚生年金基金の加入員であった者に係る年金たる給付及び一時金たる給付についての支給の義務を負わない。

⇒×

◎だからやっとここで自信を持って×。
------------------------------------------------------------------------------------
●Eの問題文

基金が支給する一時金は、少なくとも、当該基金の加入員又は加入員であつた者が死亡した場合において、
その遺族が死亡一時金または遺族基礎年金を受けたときには、その遺族に支給されるものでなければならない。

⇒遺族基礎年金×


【平成7年度 問4-B】

国民年金基金は加入員又は加入員であつた者の死亡に関し一時金を支給するがその額は、
8500円を超えるものでなければならない。

⇒○

この問題を解いたときに前後の関連条文までおさえると・・・

【国民年金法第129条】基金の給付の基準【第3項】

 基金が支給する一時金は、少なくとも、当該基金の加入員又は加入員であつた者が死亡した場合において、
その遺族が死亡一時金を受けたときには、その遺族に支給されるものでなければならない。

【国民年金法第130条】 【第3項】

 基金が支給する一時金の額は、8500円を超えるものでなければならない。

◎そのおかげで、ここも自信を持って×。

------------------------------------------------------------------------------------
●最後にこの正解の肢となったBの問題文とその根拠条文は

基金の支給する年金は、基金への掛金を一度納付した期間であっても、国民年金の保険料を納付しないと
その期間分については給付の対象とされず、基金に納付した掛金は還付される。


【国民年金法第130条】【第2項】

 老齢基礎年金の受給権者に対し基金が支給する年金の額は、200円
(第28条又は附則第9条の2の規定による老齢基礎年金の受給権者に対し基金が支給する年金については、政令で定める額。以下同じ。)

に納付された掛金に係る当該基金の加入員であつた期間
(第87条の規定による【保険料に係る保険料納付済期間である期間に限る。】)

の月数を乗じて得た額を超えるものでなければならない。


ですが、私はこの問題 最終的には、AとBの2肢に絞ってBを選んでいます。

---------------------------------------------------------------------
ですから当然基礎点には計上していません。
私のこの科目の基礎点は、1(61%)、4(66%)、8(74%)、10(76%)の4題で
あとは
1肢絞りこみ 3(63%)、7(59%)
2肢絞りこみ 2(48%)、5(19%) で合計8問正解。

間違えたのは、
2肢絞りこみ 6(27%)
3肢絞りこみ 9( 9%)  の2題でした。
--------------------------------------------------------------------
AとBの2肢に絞ってBを選んだのは、以下の理由によるものです。

国民年金基金って、国民年金の2階部分なので、国民年金基金の掛金だけ納めても
国民年金の保険料を納付していないとダメなんじゃないかと考えたからです。

厚生年金基金も、サラリーマンの基礎年金の2階部分(代行部分+プラスα部分)だから、
厚生年金の保険料を払っていないと基金の掛金だけ納めてもダメなのと同じじゃないかと考えたからです。
(まぁ実務上、そんなことは起こりえないでしょうが・・・)

●結局この問5は、まわりに条文の細かいところをついた撒き餌を撒いておいて、
 Bで国民年金基金制度の基本部分を理解しているかを問われているのだと思います。
⇒しかもテキストに載っていない(つまり条文を使用せずに日常つかう表現法で)
   表現方法を使って質問している。

【厚生年金保険法第132条】
【第2項】

 基金が支給する老齢年金給付であつて、老齢厚生年金の受給権者に支給するものの額は、

【当該老齢厚生年金の額の計算の基礎となつた被保険者であつた期間のうち同時に当該基金の加入員であつた期間】
(以下この項及び附則第17条の4において「加入員たる被保険者であつた期間」という。)

の平均標準報酬額(加入員たる被保険者であつた期間の各月の標準報酬月額と標準賞与額の総額を、当該加入員たる被保険者であつた期間の月数で除して得た額をいう。)
の1000分の5.481に相当する額に加入員たる被保険者であつた期間に係る被保険者期間の月数
を乗じて得た額を超えるものでなければならない。

厚生年金保険法【平成14年度 問8-B】参照
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●結局、見直しして感じたのは、いままで得点源だった国民年金法もそうではなくなったということですね。

1.過去問だけでは通用しなくなっている。
  ⇒15年までの過去問は問題文も短く、結果としてきいている論点もシンプルなものが多かった。

2.過去問演習をする際に、根拠条文とそのまわりの条文も確認することが必要。

3.厚生年金保険法と同じ・類似・相違点を整理することが必要。

このことは、私は昨年の本試験見直しをしていて、他の科目で同様のことを感じました。

結果として、過去問の演習方法を見直すとともに、最終的には新傾向の本試験問題に対応できるようになるには’テキスト読み’しかないという結論にたどりついたのです。

私と同じことを感じ取った受験指導校は、実力テスト・答練・模擬試験・副教材の問題集(つぼ)について、
新傾向に沿った作問をしていることにきづきました。

だから、短い文章の過去問、論点がシンプルな過去問を時間をかけてやるより
上記の受験指導校の問題を多く解いた方が、本試験問題の得点力がつくと判断しました。

(最終的に模擬試験を会場5+自習室模擬試験2=7 受験したのも同じ理由からです。
 こちらは、時間配分や210分間の集中力維持の訓練にも役立ちました)

それでも、過去問をまったくやらなかった訳ではありませんが、
昨年より過去問にかける時間は5分の1くらいには減ったと思います。

それから、今回の本試験問題で過去問より”テキスト重視”をやっていて良かったと改めて再認識したのは
健康保険法の選択式の問題を見た時でしたね。


6月下旬に自習室でやったある模擬試験問題が
”これまで受けた模試の中で一番本試験に近いレベルだった”と感じています。

ちょっと気になったので、比較してみました。
-----------------------------------------------------------------------
○模試結果

選択式 35= 4 4 5  4 4 5 5 4

択一式 53= 8 6 10 8 6 8 7
-----------------------------------------------------------------------
○本試験 自己採点結果(TAC/IDE)

選択式 38= 4 5 5  5 5 5 5 4

択一式 55= 8 8 10 7 7 7 8 
-------------------------------------------------------------------------
この模擬試験受けたときに感じたのが、社会保険科目(択一式)が難しいということでした。

7つの模試の中で、選択式・択一式ともにこの模擬試験が一番点数が低かったのです。
そして本試験見直しをしていて、この模試の問題から出題された数が多いことにきづきました。

この模試はある地区の勉強会で実施された模試で、私にも”受けてみませんか?”と
お声をかけていただいたので、受験させていただきました。

受験者数は少なかったですが、受験指導校並みに順位はもちろん各問題ごとの正解率などの
データもフィードバックされていました。

この模擬試験では、択一式は見直し時間20分しか残りませんでした。
休憩もとれずじまいでした。

この模擬試験では、国年30分、厚年33分、健保32分と社会保険科目で時間がかかりました。
(本試験では国年26分、厚年31分、健保26分)


ちなみにこの模試の基礎点は
選択式 2、4、5、2、2、3、5、4=27
択一式 1、4、9、2、4、6、4=30  でした。

●振り返ってみると、あの時点で難易度が高い社会保険科目の問題を解いていてよかったです。

それ以降、テキスト読み込みに従来以上に力を入れることにしたからです。

もしかしてこの模擬試験の作問者の方は、今年は社会保険科目が難化するという予測を
たてていらしたのでは・・・とひそかに考えているところです。

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●北村先生、ありがとうございました。

 先生からメールを転送していただきました。

 メールをくださった方ありがとうございました。

 近日中にお返事書かせていただきます。

 受験生日記を書いていてよかったな~と本当に心から思いました。

 ありがとうございました。
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 7日 (日)4日
2003年 11月 15日 (土)281日

○夕方、自習室に行ったが労働基準法の過去問を30分くらい解いたところで、
 集中できなくなったので、切り上げて帰宅しました。

○この「受験生日記」を来年も書き続けることも含めて自分の心が大きく揺れ動いています。

○今年の本試験での惨敗の原因は、「ひ弱な精神力」だと気づいています。

 選択式での厚生年金保険法 2点
 これに動揺して、午後の択一式はまったく問題が読み取れていませんでした。

 このままの「ひ弱な精神力」では、いくら勉強を重ねても来年も合格を勝ち取れないでしょう。

 本試験合格を勝ち取れるだけの精神力をつけるために、いま抱えている問題を克服してみようと思います。

○来年度の受験生日記・・・15日に事務局へ応募しました。
                 北村先生にも「来年も書かせてください」とメールをお送りしました。

 もしリベンジ組の日記の中に、私の名前がない場合は 脱落したものと思ってください。

 そうならないように、明日から自習室へ通い続けてがんばってみます。
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2003年 11月 16日 (日)280日

○労働基準法 4回 講義受講 2時間30分

  この先生の手作りのレジュメは図・表が効果的に盛り込まれていて分かりやすい。

  ⇒講義後質問をして、3人残って先生と雑談していた。
  
   「先生、クラスで飲み会しませんか~?」

   「いいですね~。どなたか音頭とっていただければ・・・」

   「私、幹事しますよ」

   「じゃぁ来月やりましょうかね」

    ・・・ということで、決まり。

○労働基準法 過去問     3時間30分(自習室)

   窓際の席で過去問に取り組んだ。

   暖かい日差しがはいって心地よかったが、居眠りもせず集中してできた。
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昨日、来年度の受験生日記に応募しました。

昨日の日記に、ヘンなことを書いていましたが、
このところの睡眠不足でアタマが働いていなかったようです。

「消そうか・・・」とも思いましたが、その時点ではマジメにそう考えていたことなので
そのまま残すことにしました。

あと数時間で消え去る運命ですが、昨年の12月19日~今日までの日記を保存しました。
私がずっと愛読させていただいた方の日記も11月29日~今日までの日記を保存させていただきました。
私にとってのかけがいのない「記念碑」です。

ある方から教えていただいた「スクラップブックソフト」を使用しました。ラクチンでした。
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いままでこの日記で繰り返し書いてきたことですが、
この受験生日記を書いたことで、私の人生はおおきく変わったと感じています。

○いろんな方と知り合えたこと

○何かをしようと思って迷ったときは、実行する。

○「やらない後悔」より「やってする後悔」

いろんなことを経験できました。
いろんな方から教えていただきました。

○早い時期からサポートしていただいた方

○本試験直後の一番苦しいときにメールで励ましていただいた方

○「来年にむけて、一緒にがんばりませんか?」とお声をおかけたしたら、一緒に歩き始めてくださった方

○来年に向けての勉強方法について質問させていたただいたところ
 多くの時間を割いて、貴重なデータを提示していただいてアドバイスしていただいた方

○広島・大阪・福岡の各オフ会でお知り合いになった方

そして北村先生・・・みなさん、ありがとうございました。

来年こそは、合格の報告をこの場でさせていただくことを誓って
平成15年度の受験生日記の幕を閉じさせていただきます。


           Hiro  2003年11月16日 18:19
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どうも年を重ねると過去を振り返るのがクセになってしまうようで、
昨年の同じ時期のことを思い出してしまいます。

(このことって、最近よく思うのですが、ポジティブに考えれば
 小説を書くときなんかには、過去のことをよく覚えているというのはプラスなんだなぁ・・・と。)

昨年の日記は発表があった2日後の日曜日まで、執筆可能だったのですね。

今年は13日(土)24時までだから、金・土曜日まで書けるということですね。
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●昨日土曜日、久しぶりに太宰府天満宮へお参りに行って来ました。

いつも天神の学校の近くの水鏡天満宮でお参りしていましたが、
発表まであと数日となって、やっぱり太宰府天満宮に祈願してこようと思い立ちました。

生まれて初めて、絵馬に願い事を書きました。

”第36回 社会保険労務士試験に合格していますように。”

もう結果は、官報に印刷されていて、
いまさら、どうあがいてもどうしようもないと分かっていても
神様にすがるおもいで、絵馬に願いを書きました。

これまで高校~大学受験~各種資格試験・・・いろんな受験を経験しましたが
こんな思いで発表を待つのは、初めての経験です。

妻からは

”合格祈願って受験する前にするものじゃない?

 あなたが言うように既に合格者は決まっていて
 官報に合格者の名前が既に印刷されている時期に絵馬に願い事を書いても・・・”

 と言われましたが、

”理屈はそうだろうが、これは経験した者じゃないとワカランよ”

 と思いつつ、反論もせず黙々と一文字一文字願いをこめて書いていました。

そのあと、いつもの場所で御神籤をひきました。

『霜いくたび おけどかれざる 松が枝の ときわの色の うつくしきかな』

”吉”

学問・・・努力すればよろし  
願望・・・心長くして騒がねば時いたりて叶う 
病気・・・心長く保養せよ

『なやむ思いを祈りにかえて、すがれひとすじ神様に』

病にかかって、病を苦にすれば、病はますます悪くなる。
医療を施こした上は、其平癒を神様に御願いするがよい。
病気ばかりではない人力を尽した上は、何事も思いなやまず、神様に御祈りする。
なやむ苦悩を祈願にかえる、なやむ隙(ひま)に御祈りする。
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昨日は七五三のお参りする方も多かったようですね。

娘たちの七五三のときのことを思い出していました。
長女の三歳の七五三は東京の東伏見稲荷神社にお参りしたのでした。

心字池にかかる 三つの赤い橋を渡っていると
目の前を着物を着たかわいい女の子が歩いていたので

妻に

”うちの子の七五三の衣裳っていまどうなっているの?”

と訊いたら

”私の実家で預かってもらっているよ”

いつの日か、孫娘が七五三を迎えるときはその衣裳を着るんだろうなと思いました。

なぜなら長女が2年前に成人式を迎えたときに着た晴れ着は、
妻が成人式のときに両親につくってもらった晴れ着だったからです。

私自身の七五三に成人式?・・・何もなかったような気がします(笑)

天満宮の近くにある光明禅寺石庭を訪ねてみましたが、まだ紅葉の盛りにはもう少しと
いったカンジでした。

それから、隣町の二日市温泉の近くの森のレストランに行って軽く食事をしてきました。

名物のピザとシーザーサラダをいただいてきました。

(いまは野菜が高いので、ありがたくサラダをいただきました)

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●「フジマキに聞け」

弟・藤巻幸夫(ゆきお) 44歳。元伊勢丹のカリスマバイヤー。03年10月から福助社長。

20代から30代にかけては仕事が一番楽しい時期だと思います。
ところが女性の場合、結婚や出産の時期と重なり、仕事と育児の両立に悩みます。
仕事優先で出産をためらう女性も大勢います。
経営者として、女性の活用についてどう考えますか。

(32歳女性)

■国を救う女性登用

要旨

 弟フジマキさんは、最近いろんな種類の講演会に呼ばれる機会が多いそうだ。

 中でも印象に残っているのが、国際女性ビジネス会議。
 ビジネスリーダーとして活躍する何百人もの女性とお会いし、
 こちらが元気をもらい、女性を活用する時代どころか、
 登用してこの国をリードしてもらう時代がすぐそこまで来ていると感じたそうです。

 女性が多い会社が伸びているといわれるが、それは当然のこと。
 出世競争や派閥争いにうつつを抜かす男たちは、上司の顔色をうかがっているだけ。
 一方、女性がうかがうのは、市場の顔色である。

 出産・育児の能力と無関係ではないはずだ。
 彼女たちは、自社の商品のこともきちんと愛し、大事に育てていくことができるのだ。

 彼が社長を務める福助でも、女性をどんどん登用したいと考えているそうで
 彼が社長になった時、女性従業員の割合は2割にすぎなかったが、現在は3割を超えるそうだ。  
 今後は育児休業制度を充実させ、できるだけ長く働いてもらえるようにしたいと考えているそうだ。

 <そして彼の結論>

 女性自身ももっと要求していいと思う。

 日本社会と会社の将来は、あなたたちの肩にかかっているのだから。
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●私も全く同感です。

 私がこれまで一緒に働いてきた女性は能力も職業意識も高い方が多かったと思います。
 退職してそれぞれが抱いていた夢を実現している人、
 その夢を実現するためにがんばっている人・・・たくさんいらっしゃいます。

 会社以外で知り合った方でも、ワイン好き高じて、フランスへ何度も渡り
 葡萄農場に住み込み、葡萄を育てることから始めて、ソムリエの資格を取得。
 2年前永年の夢かなってワインレストランのオーナーになった方がいらっしゃいます。

 20歳の頃から将来は何か店を開きたいと思い立ち、会社勤めをしながら夜はバイトをして
 資金を貯めて、28歳で念願かなってお店を開いた方。

 共通しているのは、自分が好きなことを語るときの輝いた笑顔です。


 ”今日のおすすめのワインは?”

 と尋ねたら

 私の予算にあわせて、3本のワインをテーブルに持って来て

 それぞれの特長を、まるで自分が育てた子どもたちを自慢するかのように
 とびっきりの笑顔で説明してくださいます。

 一通り説明を楽しんだ後に、私が返す言葉は
 
 ”じゃ、○○さんの一番のオススメは?”

 ”今日のHiroさんには、これですね”

 それで決まりです。

 私の好みを熟知していてくれて、予算も考慮にいれてプロの方がすすめてくれるものが一番。

 私はそう決めています。

 その店はワインも料理もおいしいのに、価格もリーズナブル。
 ワインをもっと気軽に楽しんでいただきたい!
 そんなオーナーの気持ちが伝わるお店です。

 ワインの説明をしてくださるときの
 彼女の輝いた笑顔を見るのもその店に足を運ぶ楽しみのひとつです。

 ●そういえば、社会保険労務士の受験勉強を通じて知り合った女性の方々もそんな方が多いですね~。

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●今年(平成16年度)本試験 ある観点からの分析

○選択式 14(35%)

○択一式 
 労働基準法  16(32%) 3
 労災・徴収法 18(36%) 3
 雇用・徴収法 27(54%) 6
 一般常識   22(44%) 3
 健康保険法  22(44%) 3
 厚生年金保険法29(58%) 8
 国民年金法  28(56%) 7
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 計*****162(46%)33(47%)

昨日は、太宰府天満宮へ行く時間が迫っていたので中途半端になってしまいました。

これは、問題文の中に数字がキーワードとなっている問題数(選択式は解答そのもの、択一式は肢)。

択一式の右端の数字は、そのうち数字がキーワードとなっている肢が正解となっている数です。

私が今年の日記に途中まで、カウントダウンにあわせて数字にまつわることを書いていたのは、
こういう背景があったからなのでした。
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2004年 9月 6日 (月)発表まで67日

この日記上でいつまでだったかな~カウントダウンにあわせて数字を書き込みしていたでしょう。

あれはちゃんと私のシステム手帳にはちゃんと1日前まで書き込みしてあるのですよ。

なぜ途中でこの日記に書き込みするのをやめたのか・・・

あまりに模試や答練で的中するので、怖くなったのですよ。

そりゃそうですよね。

闇雲にカウントダウンにあわせて、ピックアップしたわけでなく
本試験に出そうなテーマを厳選して手帳に書き込みしていたわけですから・・・。

例の健保の選択式も、手帳をよく見ると40日前と12日前にちゃんと書いていました。

その他”Hiroスペシャル”からもたくさん出題されていましたよ。

今度、そちらにおじゃましたときにはそのシステム手帳持って行きますね。

自宅はもちろん、授業や自習室で勉強するときにも気がついた都度
手帳に書き込みしていましたからね~。
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2004年 6月 1日 (火)82日
82

●健康保険法 政管健保一般保険料率

政府が管掌する健康保険の被保険者に関する一般保険料率は、1,000分の82とする。
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2004年 6月 16日 (水)67日

69

書く時間がありませんでしたよ。

●厚生年金保険法

老齢厚生年金の受給権者に基金が支給する老齢年金給付の支払期月については、
当該老齢厚生年金の支払期月の例による。
ただし、老齢年金給付の額が政令で定める額に満たない場合における支払期月については
政令の定めるところによる。

政令で定める額は、9万円とし、
老齢年金給付の額がこの額に満たない場合における当該老齢年金給付の支払期月は、
次の各号に掲げる当該老齢年金給付の額の区分に応じ、それぞれ当該各号に掲げる月とする。

1.6万円以上9万円未満 2月、6月及び10月又は4月、8月及び12月
2.3万円以上6万円未満 6月及び12月
3.3万円未満 2月、4月、6月、8月、10月又は12月

⇒○万円未満の数を3で割る(これは何の根拠もない私のこじつけ)
 1.9÷3=3回 ⇒4月ごとに1回
 2.6÷3=2回 ⇒半年に1回
 3.3÷3=1回 ⇒支払期月のいずれか

<過去問 8年度5-C>
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2004年 8月 19日 (水)実質あと2日

なぜか 36 シリーズ
●なぜ36シリーズにしたかというと、今回 第36回 社会保険労務士試験だったからです。

例によって条文は『Sha-ra-run』から引用。管理人Haruさん承諾済みです

【健康保険法68条】保険医療機関又は保険薬局の指定の更新

【第2項】

 保険医療機関(第65条第2項の病院及び診療所<病院又は療養病床を有する診療所>を除く。)
又は保険薬局であって厚生労働省令で定めるものについては、
前項の規定によりその指定の効力を失う日前6月から同日前3月までの間に、別段の申出がないときは、
同条第1項の申請があったものとみなす。
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【国年】 【国年法附則第9条の3の2】 日本国籍を有しない者に対する脱退一時金の支給
【第1項】

 当分の間、請求の日の前日において請求の日の属する月の前月までの第1号被保険者としての
被保険者期間に係る保険料納付済期間の月数と保険料半額免除期間の月数の2分の1に相当する月数とを
合算した月数が6月以上である日本国籍を有しない者(被保険者でない者に限る。)であつて、第26条ただし書に該当するものその他これに準ずるものとして政令で定めるものは、
脱退一時金の支給を請求することができる。

(略)

36月以上 239,400円
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2004年 8月 3日 (火)19日

あ、それから昨日受験票が届きました。
番号の下3桁は、【○○○】でした。

【S60法附則第12条】
(老齢基礎年金等の支給要件の特例)

H60法附則別表第1
大正15年4月2日から昭和2年4月1日までの間に生まれた者 21年
昭和2年4月2日から昭和3年4月1日までの間に生まれた者 22年
昭和3年4月2日から昭和4年4月1日までの間に生まれた者 23年
昭和4年4月2日から昭和5年4月1日までの間に生まれた者 24年

●これは、選択式と択一式(正解となる肢)に出題されていましたね。
 
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 6日 (土)5日
2003年 11月 11日 (火)285日 3日

昨年の11月以来、ある方の日記を読むのを楽しみにしてきました。
その方の日記を読むことができるのも、11,12,13,14,15,16日のあと6回となりました。

その方の最後の16日の日記を読むのを楽しみにしています。
一方でもう読めなくなると思うと一抹の寂しさを感じています。
その方の日記は受験生日記を超えたあるものを私に教えてくれました。
私の気持ちのなかでは、その方の日記は記念碑入りに値すると思っています。
⇒保管するのがタイヘンなのです(笑)
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私自身は来年も日記を書くかどうかは、16日の日記を書き終えた時点での
自分の気持ちに素直に従おうと思ってきました。
この一月くらいは自分のなかでも気持ちは揺れ動いていました。

そしてさきほどの方とは別のこれも毎日読ませていただいてきた方の10日の日記を読んで、
「来年も書こう!」と気持ちが固まりました。

おひとりでも応援してくださる方がいらっしゃるかぎり
合格をめざしてがんばっていることを書き続けようと思いました。

今回来年の日記を書くにあたり、ふたつだけ心に決めていることがあります。
今年はできなかった・・・というか思いつきもしなかったことですが。。。

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確かに日記を書き続けることはたいへんなプレッシャーです。
でも今回日記を書いたことで、私の人生は大きく変わろうとしています。

当初は自分をディスクローズすることを怖れていました。
それがある方とメールのやりとりをさせていただいたことで少しずつ変化していきました。

そして3月の広島オフ会。
申し込みもしていなかったのに当日参加を思い立ちました。
広島で北村先生とお会いしてから、私の世界はどんどん広がっていきました。

あの日17:24博多発のぞみ に飛び乗っていなかったら
10月の福岡オフ会(あれから早いもので1月経ちました)はなかったでしょう。
9月の大阪オフ会にも行っていなかったでしょう。
多くの方との出会いはなかったでしょう。
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来年の日記を書き続けることによってさらに広がるであろう「出会いの輪」。
次は東京・仙台・札幌オフ遠征だ(笑)

そして今年の本試験受験後、貴重なアドバイスをいただいた方々に、来年の合格発表日の日記で

「おかげさまで、合格できました!」と報告できるようにがんばりたいと思っています。

これからも応援、アドバイスをよろしくお願いします!
きっと殿堂入りされて「叱咤激励」していただけることでしょうね。
それも楽しみにしています。

予定より数日早まってしまいましたが、真夜中の「受験生日記続投宣言」でした。

(お騒がせしました)
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●ほんとうに、昨年は合格発表日までの1月間”来年も受験生日記を書き続けるか”どうか
 おおいに迷ったものでした。

 でもやっぱり書き続けてよかったと思います。

 2年間、旅行などでネットにつながらない環境下になかったとき以外は、
 毎日書き続けてきたことも、一種の誇りであり自信につながりました。(皆勤賞?)

 毎日書き続けることが結構つらいこともありましたね。

 本試験当日に不合格確実と分かった、昨年の8月24日の日記を書くことが一番辛かったですね。

 今年の本試験後も結構つらいものがありましたよ。
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2003年 8月 24日 (日)
苦~いお酒を飲んでいます。

今日はまともな日記を書けそうにもありませんので
明日以降、報告させていただきます。

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やはり今日寝る前に、お世話になったみなさんに報告しておこうと思い追加します。
(自分の気持ちに整理をつける意味でも)

選択式・択一式ともに、昨年度の本試験の点数を下回っています。

   労基 労災 雇用 労一 社一 健保 厚年 国年 合計
選択  4  5  4 5  4  5  2  3  31
 
択一  6  6  6   4   6  3  9  39
⇒結局はマークミスもあって38点でした。

選択式の厚生年金保険法で基金が出題されると予想していたのに
テキストの読み込みが足りず、基準点未達。
これが午後の択一式に影響したと言えないわけでもありませんが
やはり全体的に実力不足だったのでしょう。

何を書いても言い訳になるので、見苦しい限りですが
来年受験される方のためにも。。。

やはり『テキスト精読』が大事だと気づくのが遅すぎたのが
最大の敗因だろうと考えています。
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選択式だけなら、「救済」のチャンスも全くないわけではないでしょうが
択一式がこの点数では、かえってあきらめがつくというものです。

年金の勉強がきっかけで、この試験を目指した者がこの点数では
どうしようもありませんね。

今年で最後と決めていたので、
社労士を来年受験する気力はいまのところありませんが
年金だけはもう一度基礎から勉強しなくては。。。と考えています。

これを書いて、スッキリしました。
明日からまた前を向いて歩き続けなければなりません。

これまで応援していただいた方、ありがとうございました。

●北村先生、ひよこさん、10月楽しみにしていますよ。
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これから先は私自身の反省を書くのであって、他人さまがどうあるべき論ではありませんので・・・。

昨年私は、模擬試験の結果をこの日記に書くことができませんでした。

それは、第一回目(5月末)のLEC 模試で

○選択式 32点 (労一2、厚年2)

○択一式 54点 (労基3)

  と基準点未達科目が3科目もあったからです。

今から振り返ると、この模擬試験の結果を日記に書くことができなかった時点で
私の昨年の不合格は決まっていたようなものかもしれません。

私の”精神的なひ弱さ”の一面をあらわしているのだと思います。
たぶん基準点未達科目がなかったら、書いていたと思います。

結局その後の本試験直前の最終模試で、合格判定をもらった結果も

”結果が、いいときだけ書くのもね~”

と思って書きませんでした。

その反省をこめて、昨年の合格発表の夜、この模擬試験よりもっと悲惨な点数を公表しようと
決めたのです。

というかこれを書かないと、”先に進めない”心理状態だったのです。

1年間やった勉強(たぶん勉強時間も1700時間を超えていたはずです)の結果が、
これだということを、応援してくださった方に報告するとともに
自分自身の脳裏に強烈に焼き付けておきたかったのです。

そして、今年度の受験生日記に応募して、最初の日記に書いた内容は下記の通りです。
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2003年 11月 28日 (金)268日
Hiroです。今回も受験生日記を書かせていただくことになりました。

よろしくお願いします。

【表紙のメッセージ】
独学、通信そして今回は通学です。
2003年8月24日で生まれ変わったつもりで一からやり直します。
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今回この受験生日記を書くにあたって、現段階で決めていること。

1.当然第一の目的は、平成16年度本試験に合格すること。

2.自分の心に素直に書くこと。ここは私の’private space’です。

3.よほどのことがない限り、当日午前零時までに書き終えること。
   ⇒アップ時刻を記載すること。

4.このサイトを利用する時間は、この日記を書くことも含め1日30分以内とすること。

5.模試・ミニテスト・実力テストの点数をその都度記入すること。

6.上記方針を変更する場合は、この日記に書くこと。
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【おまけ】 ●今年(平成16年度)本試験 ある観点からの分析

○選択式 14(35%)

○択一式 
 労働基準法  16(32%) 3
 労災・徴収法 18(36%) 3
 雇用・徴収法 27(54%) 6
 一般常識   22(44%) 3
 健康保険法  22(44%) 3
 厚生年金保険法29(58%) 8
 国民年金法  28(56%) 7
------------------------------------------
 計*****162(46%)33(47%)

○今日は長くなったので、この解説については(覚えていたら)後日また・・・。
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 5日 (金)6日
●アメリカ大統領選挙の報道番組を見ていて思い出したので・・・。
 
 社労士の試験とは無関係ですが、行政書士の一般教養試験には歴史も出題されるのですよ。

 今月、野口英世博士の新千円札が登場したでしょう。博士の業績について出題されていました。
 1911年 (35才) アメリカ滞在中に、梅毒スピロヘータの純粋培養に成功。 ○
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○George Walker Bush 第43代大統領

 私がアメリカ駐在を始めたのが、1989年(平成元年)11月2日。

 当時の大統領はGeorge Herbert Walker Bush 第41代大統領
 現在の大統領のお父さんですね。

 赴任直後にいろんなことが起こりましたよ。
 それも歴史的な出来事がね。

11月 9日 ベルリンの壁崩壊。

12月 3日 マルタ米ソ首脳会談。冷戦終結を宣言。
          アメリカ合衆国ブッシュ大統領とゴルバチョフソ連最高会議議長兼党書記長

12月29日 日経平均株価 史上最高値3万8915円

私は証券関係の業務を担当していたので、年明け後の日本の株価大暴落のことはよく覚えています。
確か1月の間に3万6千円くらいまで(つまり3千円)約8%下落しました。

当時の ”The New York Times” に、ある外資系(米国)証券会社の話で、

”日本の株価は昨年末の高値が歴史的な高値となり、1万6千円まで下がるだろう
 だからわが社は日経平均株価が下がると利益が出るような戦略をとっている。”

 という記事が載っていました。

実際1万6千円まで下がったのは92年の6月でしたが、
それから12年経った今でも日経平均は、1万1千円くらいで低迷しています。

その記事を和訳して本社にFAXしましたが、誰も信じる者はいませんでした。

でも私はNYにいて、現地の人と話すうちにだんだん分かってきました。

アメリカ政府当局は、冷戦終結となった時点で、日本の極東軍事基地としての重要な役割は終わったとみて
異常なバブルとなっていた日本経済の風船を、針で突いたのだな・・・と。

そして少なくても、私が生きている間に史上最高値3万8915円を回復することはないだろうと・・・。
今でもそう信じています。(まぁこれは、競馬の予想みたいなものですから・・・)

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【1991年】

 1月17日 湾岸戦争勃発。

   湾岸戦争が始まると、町のあちこちに黄色いリボンが飾っていました。
   戦争に行った人たちが、無事帰ってくるようにと祈りをこめて・・・。

   2月の休暇に家族でフロリダのオーランドにある”ディズニー・ワールド”に行ったのですが超閑散。
   アトラクションにも待つことなく乗れました。
   あれって待たされるからワクワクするのであって、スイスイ乗れるのは却ってつまらないものですね。

   宿泊したホテルのスタッフに

   ”なんでこんなに客が少ないのか”

   訊いてみたら、

   ”景気も悪いし、いま戦争中ですからね”

   と言われました。

   そういえば、17時くらいになると”ディズニー・ワールド”の広場にある星条旗を降ろす儀式があるので
   たまたま見ていたら、まわりの人は星条旗が降ろされるのをみながら
   胸に手をあてて涙を流している方が多くいらっしゃいました。

12月21日 ソビエト崩壊し、CIS(Commonwealth of Independent States=独立国家共同体)成立。

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●当時のブッシュ大統領は、開戦して勝利を収めるまでは支持率高かったのですが、その後支持率急落。

 理由は、景気悪化でした。日本のバブル崩壊より早くアメリカの景気が最悪な状態になっていました。

 92年夏のアメリカの失業率は8%前後だったと思います。
 そして92年の大統領選挙でWilliam Jefferson ’Bill’ Clintonに敗れるのですね。

 クリントン大統領はアメリカ経済の中心を鉱工業から情報・金融に重点を移し、
 第二次大戦後としては2番目に長い好景気をもたらし、インフレなき経済成長を達成した。

 現在では、「平和と好景気の時代の大統領」として記憶されており、その人気は根強い。
 私生活においてはモニカ・ルインスキー事件などのスキャンダルを抱えていたにしても・・・

 回顧録も売れているらしいし。
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●みきゅりんさん、おめでとうございます!



           
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 4日 (木)7日
たまには受験生日記らしくないことも書いてみましょう。

昨夜テレビを見ていたら、ちょっと気になる夫婦の話が流れていたので、つい最後まで観てしまいました。

作家の 山本一力(やまもと いちりき)さん(56)&英利子(えりこ)さん(40)

山本一力さんのプロフィール
1948年高知県生まれ。

□受賞歴
1997年 第77回オール讀物新人賞 『蒼龍』
2001年 第126回直木賞『あかね空』
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 ふたりが出会ったのは、14年前。
 
 当時、雑誌の編集を手掛けていた一力さんが、
 自転車の特集で女性モデルを探していた時に出会ったのが16歳年の差がある英利子さんだった。

 当時一力さんは、2度目の結婚に失敗したばかり。
 2度の離婚の理由は、一力さんの浮気だったそうだ。
 若いころから職業も転々とするタイプだった。

 しかし、一力さんの誠実さに惹かれた英利子さんは両親の反対を押し切って結婚した。
 英利子さんの一力さん評は”詐欺師みたい”だそうだ。
 誠実なところもある一方で、そんな一面も持ち合わせていたようだ。
 (一力さんご本人も、英利子さんと出会うまでは”ウソだらけの人生”だったと振り返っていらっしゃいました。)

 結婚してまもなく一力さんは、妻の実家が抱えていた借金を返済しようと、ビデオ制作会社を立ち上げた。
 しかし、3年後には倒産。借金はさらに膨れ上がり、英利子さんの実家との関係もギクシャクした。

 「英利子は自分と離婚した方が、幸せなのでは……」という思いから、

 一力さんは強く離婚を切り出したが、英利子さんは全く動じず、
 一緒に乗り越えようと主張し続けた。この時一力さんは感じた。

 「これまで自分は、何かに失敗するといつも逃げる術を考えていた。
 決して動じない英利子は、本当にパートナーと生きていくことの意味を教えてくれた」と。

 一力さんは、倒産を経験した後は、地道に契約社員として働き
 一家4人の日々の生活をするだけで精一杯だった。
 借金が2億円くらい残っていたらしいが、このままじゃ一生借金を返せない。

 でも新たに事業を起こす金もないし、これ以上事業で失敗して借金を増やすリスクも負いたくなかった。

 そこで考えたのが、元手のかからない小説を書くことだった。
 毎日昼間は仕事をして、毎晩少しずつでも書くことにした。
 できない理由は、作ろうと思ったらいくらでもできたが、逃げたくなかったから毎晩書き続けたそうです。

 新人賞に片っ端から応募、あるとき最終選考まで残ったが、落選。
 それも4人残った中で、最後の二人に絞られた中に自分は入ってなかったと知らされたときのショック。

 それでもめげずに、書き続けて3年後にオール讀物新人賞受賞。
 そしてそれから4年後、小説「あかね空」で124回直木賞を受賞。
 この時代小説に描かれている家族像は、一力さんが英利子さんと築き上げた夫婦、
 そして家族の姿が投影されているそうだ。

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●46歳で小説書き始めて、7年後の53歳で”直木賞”受賞・・・。

 「いつもある地点までは到達できるけど、あと一歩・最後の一歩を越えるのが難しかった。
  いつも自分に見えない重い蓋が覆っているようだった。」

 ”そんな人生でも、何かきっかけがあると人間って変われるんだな~”
 と思いながらスイッチを切りました。


       
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2004年 11月 3日 (水)8日
●昨夜、昨日の私の日記を読まれた方から、お電話をいただきました。

 内容については省略させていただきますが、この方私が一昨年秋に会議室に書き込みしていたときからの、

私のファンでいてくださるそうで、日記も2年間読み続けてくださっていたそうです。

この方には、特に昨年末私が体調を崩して以来ずっと応援していただいてきたので、

この日記のスペースを借りて御礼を述べさせていただこうと考えていますが、

それは11月12日に官報に名前があることを確認してからにしようと考えています。
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●今日は、今年お世話になった学校の先生について書こうと思います。

 今年は、TAC の“入門総合本科”コースを受講しました。

 このコースは二人の講師の方が担当されていたので、当初9月末から11月末(入門講座と労基)までは、
 重複受講制度を利用して、お二人の講義(同じ内容)を受講していました。

 そして、12月の労災の講義からは、お一人の先生に絞って受講しました。

 先生は、社労士事務所を開業されています。

 この先生の講義のどういうところが分かりやすかったことをいろいろ書き連ねるより、
 これを書いた方が一目瞭然と思うので、書くことにしました。

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●労働者災害補償保険法

★業務上の事由により負傷した

★業務上負傷した日より引き続き労務不能により賃金を受ける事のできない状態にある。

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★業務上の事由により負傷した



B 1年6箇月



D 傷病が治癒した


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<問1> Aの時点ではどのような給付が行われるか。


     *特別加入者の場合は・・・

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<問2> Bの時点ではどのような給付が行われるか。

(1)傷病等級3級以上に該当した場合

     *特別加入者の場合は・・・

(2)傷病等級3級よりも軽い状態だった場合

     *特別加入者の場合は・・・

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<問3>Dの時点ではどのような給付が行われるか。

(1) 障害等級第7級以上の場合
     
     *特別加入者の場合は・・・

(2) 障害等級第8級以下の場合

     *特別加入者の場合は・・・

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<問4> C の時点で業務上の負傷が原因で死亡した場合はどのような給付が行われるか。

     *特別加入者の場合は・・・


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<問5> Eの時点で業務上の負傷以外の事由で死亡した場合はどのような給付が行われるか

     *特別加入者の場合は・・・

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●この問題は、労働基準法・労働者災害補償保険法の12月21日の実力テストが終わった残り時間で
 講義されたものです。

 実力テストを終えて、ひと安心した直後に突きつけられたこの問題・・・

 ”10分間で解いてください”

 思わず唸ってしまいました。

 保険給付、特別支給金、特別加入制度を個別に(縦割りに)学習していた私は、お手上げでした。

 ”これが実務なんだ!”と思いました。

 ある労働者が労災にあった場合、いろんな制度をひっくるめて何が(最終的にいくら)支給されるのか?

 それが特別加入者だった場合、通常の労働者と比べて何が支給されないのか?

 労災にあった人(またはその遺族)が知りたいのは、まさにこれなんですね。

 それ以来、どの科目でもこのような着眼点で勉強をしようと思いました。

 単なる受験勉強ではなく、いま私が社労士の勉強をしていることを知っている方から
 上記のような質問を受けたときに、ちゃんと回答できるような実務につながる勉強をしようと思いました。


 先生は、実務をやっていらっしゃるからこういう発想が容易にできて

 なおかつ、縦割りの勉強しかしていなくて、全体像をつかんでいない受験生が多いことを
 経験上よくご存知なのですね。

 ⇒だから今年の健保の選択式で出題された70歳以上の”高額療養費”・・・

  あれも高齢者の医療費が急増しているという”一般常識”の知識から導き出すと
  出題されるとすれば”70歳未満”ではなくて”70歳以上”と予測して
  授業でも時間を割いて、70歳以上の”高額療養費”の計算方法を説明されたのだと分かりました。

 そして小手先の暗記より、その制度の全体像を把握することがまず重要だと私たちに
 知らせたかったのですね。

 それが長い目で見て(長い目といっても1年ですよ)、
 実力が付き、本試験でも心強い得点力になるという信念をお持ちだったのですね。

 こんな感じで、実力テストのたびに同様の問題を用意されていました。

 そのたびに、実力テストで1位になるような点数をとっても

 ”まだまだほんとうのところは、何も理解していないんだな~”

 と思い知らされていました。
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2003年 12月 21日 (日)245日 実力テスト オフ会まで1日


今日は、実力テスト(労基・労災)でした。

結果 86点/100点満点

記述式(語群がない)  30点/40点
択一式(5肢択一式)  56点/60点

この実力テスト、昨年の同じテスト・・・
みきゅりんさんの日記によると95点だったそうです。

先生は、択一式が点数とれれば、勉強法はまちがっていない。
記述式は、択一式が点数とれていれば、そのうち点数とれるようになると
言ってくれてはいますが、それにしてもレベルが低すぎます。

たとえこのところ勉強時間が十分とれなかったとはいえ、
このままでは本試験不合格でしたね。

テストが終わったあとの30分を使って、先生が労災の保険給付(含む特別支給金)の
全体像を手作りのレジュメを使って説明してくれました。

ほんとうに目から鱗でした。

夕方17時から2時間、先生を囲んでの懇親会でした。
私が幹事でした。

冒頭のあいさつで、福井のみらいさん、ねるちゃん、ぷくちゃんの例を引き合いにして

”信頼しあえる受験生仲間をつくる機会となればと思って懇親会の幹事を引き受けました。”

といいました。

先生も最後のあいさつで、

”受験直前のナーバスな時期になればなるほど、
 一緒にがんばってきた仲間が心の支えになってくれます。

 そして、受験生時代の仲間は、合格後も
 信頼しあえるよき相談相手となってくれるはずです。”

とおっしゃっていました。

この会の準備をやってほんとうによかったと思いました。

明日は、いよいよ”福岡オフ会”です。
16人の和気藹々の会となりそうです。

福岡オフ会のテーマ  ”癒しのオフ会”

幹事役はサポートしていただけるみなさんにお任せして(いい?)
前回10月にゆっくりお話できなかったみなさん、
そして今回メールや日記で励ましてくださったみなさんと
ゆっくりお話させていただこうと思っています。
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●風の便りによると、この先生今年(17年度)から上級クラスも担当されるようになったそうです。

 首尾よく合格していたら、合格祝賀会で、その真偽のほどを確かめたいものです。


 先生、7月のクラス懇親会で、私が

 ”合格したら、学校主催の合格祝賀会とは別に先生のご自宅のある城下町で、

  「謝恩会 兼 祝賀会」をやりましょう”


 と私が提案したところ


 ”いいですね。会場の予約は私がとりますよ。”

 とおっしゃったこと、ちゃ~んと覚えていらっしゃるかな~。

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2004年 7月 11日 (日)42日

●今日のお勉強 8時間
 厚生年金保険法 過去問 10年分 正答率 95%
 実力完成答練(国年・厚年) 選択式・択一式

 やっぱり、答練や模擬試験の前日夜や当日朝は何もしない方がいいみたい。
 わかっちゃいるけれど、やめられない・・・。
 これも経験・・・(笑)
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今日は答練のあと、先生を囲んでの懇親会でした。
結局、先生も含めて○○名の会でした。

今日の気持ち・・・

先生に先ほど送ったメールの一部を載せておきます。

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○○先生、こんばんは!

今日は講義のあと、おつかれのところ懇親会にご参加いただきありがとうございました。

酔い?に任せて、いろいろお話したような気がしますが、笑って許してくださいませ。

今夜短い間でしたけれど、先生の職業観なり人生観を垣間見させていただいたようで
有意義なひとときでした。

私があの一番前の席で受講している理由・・・
もちろん先生の知識を他の人より、より多く吸収して合格したいという気持ちもありますが
先生のそういったところも吸収したいと思っているからです。

受験生の身分で、実力テストや模試でいくら良い成績をとったところで
所詮、本試験で合格しないと”ただの人”なのはわかっているつもりです。

でも、そういった数々の試練を乗り越えることで、あの本試験の異常な緊張感を克服して
日ごろの実力を発揮できるのだと思っています。

実力テスト~模試と自分でも信じられない成績を残してきて
これも先生のご指導の賜物だと感謝しています。

そして、いま実力完成答練を受けてみて

”この試験って、満点とる必要ないんだ。”
”7割(気分的に安全圏は8割?)とって、あしきりがなければいいんだ”

と思うと気がラクになりました。

今日の答練も 選択式 47+48=95
択一式  44/52 40/48=84/100 でした。

いままでだったら、”切歯扼腕”といったところでしょうが、”これでよし”と思えるようになりました。

先生、野球って興味ありますか?

投手って、いつも先発するたびに
”完全試合”を目指してマウンドへ行くのだそうです。

それがだめなら

2.ノーヒット・ノーラン

3.完封(9回まで投げきって相手を無得点に抑えること)

4.完投(9回まで投げきって勝利投手になること=何点かは取られる)

5.リリーフ(救援投手)のチカラを借りて試合に勝つこと。

と目標を持って試合に臨むそうです。

今の私も同じ気持ちです。

毎回模試や答練の前は、100点とるつもりで会場へ向かいます。
でも、相手(問題)の手ごたえをみて、目標を少しずつ下げていきます。
でも最終的には、その試合に勝つことが目標です。
たとえ20-19でも勝ちは勝ちです。(野球で言えば)

過程はどうあれ、本試験で合格を勝ち取ればそれでいいのですよね。

難しい、細かいところをついてきた答練のあとの先生の解説講義のレジュメ・・・。
”あえて基本に戻れ”とおっしゃっているのが私には分かりましたよ。

明日、今日の答練の復習をしたあと
土曜日の公開模試に向けて全科目のテキストを読み直します。
今日の懇親会の席では、他の受験生の方もいらっしゃったので
言いませんでしたが、私にはテキスト読みが一番得点力に結びつくようです。

もちろん過去問もやってはいますが、中間模試で成績優秀者に名を連ねることができたのも
テキスト読みのおかげだと思っています。
(もちろん先生の分かりやすい講義&レジュメがベースになっていますが・・・)

今夜、あの席でお約束した”合格祝賀会は○○で!”をニンジンにあと40日あまりがんばります。

今度お会いするのは、24(一般常識セミナー)25(答練)26日(総合答練)と
3日連続なんですね~。
(高校野球で言えば、”腕が折れても・・・3連投”ですか?)

今日はありがとうございました。
きっと他の参加者のみなさんも、先生の言葉に勇気づけれられて
明日からまたがんばっていかれるのだろうと感じた夜でした。

おやすみなさい。
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・・・ということで、すっかりいい気持ちなので、今宵は勉強なしでやすみます。

おやすみなさい、いい夢を。また明日。

23:24(20分)

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・・・ということで、私の先生のお話でした。

最後にお会いしたのは9月の初旬でしたので、もう2月経ったことになりますね~。

ガマン、ガマン。
   


               
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 2日  (火)9日
【横断学習の重要性の具体例】
今年の本試験~厚生年金保険法(択一式)

 ある受験指導校のデータによると

  ●平均点3.7点 (次に低いのは健保 4.1点)
   ○50%以上正解        1問
   ○40%以上50%未満正解 5問
   ○40%未満正解        4問

   ○基本レベル           1問
   ○やや難・応用レベル     5問
   ○難問               4問

  ●基本レベル
   労基・安衛 3+1=4(4)
   労災・徴収 2+2=4(6)
   雇用・徴収 5+3=8(2)
   一般常識  2+3=5+1(解なし1)(1)
   健康保険      2(4)
   厚生年金      1(5)
   国民年金      5(4)

  だから、今年の厚生年金保険法がいかに難しかったか分かりますね。
  ( )はやや難・応用レベル     
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【問5】×はどれか?

正解はD 

この問題は正解率17%ですが、この受験指導校は「やや難・応用レベル」としています。
少なくとも17%という正解率になるような「難問」ではないはずです。
私はこれは「基本レベル」だと思います。

私の本試験の問題用紙を見ると
 A ○
 B ○
 C △
 D ××(二重×)
 E ○

で、基礎点に計上しています。
⇒私の今年の厚生年金保険法は、基礎点4点 自己採点7点でした。
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Dの問題文は

 社会保険審査会に再審査請求をした日から60日を経過しても裁決がないときは、
 処分の取消しの訴訟を提起することができる。

これは横断学習がきちんとできている受験生だったら、他の4肢がまったく分からなくても
自信を持って××で基礎点獲得できる”サービス問題”です。

「審査請求前置主義」の例外があるのは、「労働保険だけ」・・・ということをおさえているかどうかの問題です。

私の基本テキストには
 労働科目(労災、雇用)の該当部分には、”この例外があるのは労働保険のみ”
 社会保険(健保、国年、厚年)該当部分には、”労働保険には例外がある”

 と書き込みしています。

これで、各科目(合計5科目)のテキストを読むたびに労働科目と社会保険との相違が確認できるわけです。

これを私の場合、’テキストへの情報集約’と呼んでいます。
面倒くさくても、1回横断学習したら、該当のテキスト5冊に全部記載するのです。
もちろんテキスト(含む横断テキスト)には、以下の過去問出題実績も記入しています。

【過去問】
厚年 平成 9年度5-A
雇用 平成10年度7-D
労災 平成12年度7-B,E
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ちなみにこの問題の解答率は下記の通りでした。
 A 10%
 B  4%
 C 33%
 D 17% ××
 E 35%
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●このデータだけで判断すると、”これは難問だから落としても仕方がない”となりがちですが
 ”サービス問題”を表面上のデータだけで切り捨ててしまうのはもったいないですね。
 
 ”横断学習”がきちんとできていない受験生がいかに多いかという証だと思います。
 (”横断学習”はやったんだけど、あやふやな知識のままで本試験会場へ行った受験生も含みます)
 ⇒他の受験生ができていないことをきちんとやれば、正解率が低い問題でも
  簡単に得点できる良い例ですね。

 たぶん、Dの問題を一問一答でやると正解率はもっと上がると思うんですよね~。
 CやEみたいな選択肢がセットになると、Dが×なんじゃないかな~と思った人でも
 CやEを選んでしまう。これが所謂”撒き餌”なんですね~。
 ⇒だから私は過去問は5肢択一式でやらないとあまり意味がないと思うのです。
  
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●【厚生年金保険法第91条の3】不服申立てと訴訟との関係

 第90条第1項又は第91条に規定する処分の取消しの訴えは、
当該処分についての再審査請求又は審査請求に対する社会保険審査会の裁決を経た後でなければ、
提起することができない。
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【厚生年金保険法第90条】審査請求及び再審査請求 【第2項】

 審査請求をした日から60日以内に決定がないときは、
審査請求人は、社会保険審査官が審査請求を棄却したものとみなして、
社会保険審査会に対して再審査請求をすることができる。

 ○「処分の取消しの訴え」と「再審査請求」とがごっちゃになっているんでしょうね~。
   ⇒”科目内横断”という以前に、「キーワード=用語の定義」が理解できていない。

○ちなみに「処分の取消しの訴え」って、どこに対して行うかわかりますか?
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●【雇用保険法第71条】不服申立てと訴訟との関係

第69条第1項に規定する処分の取消しの訴えは、
当該処分についての再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経た後でなければ、
提起することができない。

ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
1.再審査請求がされた日の翌日から起算して3箇月を経過しても裁決がないとき。
2.再審査請求についての裁決を経ることにより生ずる著しい損害を避けるため緊急の必要があるとき
  その他その裁決を経ないことにつき正当な理由があるとき。
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●ちなみにEも横断学習で押さえるべき点ですね。

【厚生年金保険法第39条】年金の支払の調整 横断:内払と充当【第3項】

 同一人に対して国民年金法による年金たる給付の支給を停止して
年金たる保険給付を支給すべき場合において、
年金たる保険給付を支給すべき事由が生じた月の翌月以後の分として
同法による年金たる給付の支払が行われたときは、
その支払われた同法による年金たる給付は、年金たる保険給付の内払とみなすことができる。

●支給停止の場合に国民年金と厚生年金保険の制度間の内払処理が行われる。
 ⇒これ以外の制度間の支払の調整、例えば共済と国年間の内払処理は行われない。

●制度間の”充当”処理は一切行われない。
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◎例によって、条文は『Sha-ra-run』より引用 管理人Haruさん承諾済みです。

  http://www.shararun.com/

  ⇒11月12日まで は、すべて無料開放中!だそうです。
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●こういうのを私は”本試験見直し”と呼んでいます。

 テキストに載っていたとか、過去問に出題されていたかということを確認するのは単なる”作業”です。
 類似の問題(惑わせてくれる撒き餌がある)が来年出題されても、確実に得点できるには
 どういう勉強方法をすればよいのかを「自分の頭」で考案していくための準備作業なのです。

 準備作業だけで終わって、安心している受験生が多いんじゃないかな~と思います。

 一昨年の私がそうでしたから・・・。


       
【 今日の勉強時間: 0.0 時間 】   【 今日使ったお金: 0 円 】

2004年 11月 1日 (月)11日
社会保険労務士試験の学習は科目別に進められ、また科目別に把握されなければならない。

しかし、学習をそこに止めるのは、単に柱を縦横に組んで家を完成させるようなものである。

つまり、その立派に見える家は、突風が吹いたときにはもろくも崩れるだろう。

その家の骨組みには「すじかい」が組まれていないからである。

【これまでの学習に「横断的整理」という「すじかい」を組込むことが必要である。】


ところで、本来 「すじかい」はあらゆるところに組み込むものではない。

「すじかい」は横方向の力が加わると変形する箇所に効率的に組み込まなければならない。

逆に「すじかい」の数が多いのは家の構造を把握していないだけのことである。

【「すじかい」となるべき横断的整理項目は厳選されたものでなければならない。】


当講座では「すじかい(横断的整理項目)」は24本に絞り込んである。

この24本の「すじかい」が組み込まれて初めて家は強風に耐えられる構造になる。

【この横断的整理項目をマスターすることにより知識は本試験で翻弄されない水準となるであろう。】
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上記は、「横断セミナー」のテキスト(全40ページ)の「はじめに」に書いてある内容です。

私は4月下旬頃、この「横断セミナー」が福岡校で開催されるのは7月下旬だとスケジュール表で知り、

それでは遅すぎると感じました。


そこで、事務局の方に相談してみました。

東京本校でGWに開催される講義が通信講座(カセット+テキスト)として、

5月中旬には入手できることを知り、早速申し込んで5月中には受講し終えました。

もちろん、このテキストを事前に事務局の方にお願いして内容を見せてもらってから申込みました。


それ以降、本試験までいつも手元に置き、答練・過去問を解いて復習をするたびに参照しました。

はしがきの最後の7行に書いてあることが的確だとは、模擬試験を受験するたびに感じていましたが

それがやっぱり本当だったと確信したのは本試験を受験した後でした。

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2004年 5月 21日 (金)93日

 ○横断セミナー(前半)講義テープ受講

  横断講義は東京で11年くらい講師やっていらっしゃる方ですが
  実務もやっていらっしゃるそうです。
  実務面からの説明が多いので、理解しやすいし忘れないと思います。
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2004年 4月 24日 (土)120日 実力テストまで26日

たまたま夕食時にテレビのチャンネルをまわしたら、サッカーのアジア最終予選があっていました。
やたら、髪の長い女性っぽい選手が多いな~と思って観ていたら女子の試合でした。(娘から笑われました)

この試合に勝ったらオリンピック出場権獲得という試合で、日本代表の選手は落ち着いているなぁ、
集中力が途切れないな~と思って感心して観ていました。

前半戦が終わったところ(日本代表2-0)で、勉強に戻りました。
勉強が終わってニュースで確認したら、見事3-0で出場権を確保していました。

おめでとうございます。

■北朝鮮・ウォン・キョンハク監督 
ミスの場面では、選手たちが過度に緊張していた。
得点できなかったのも、緊張しすぎていたためにシュートが入らなかった。

■荒川選手の話 
(先制ゴール)この大勢の観客の中で、やれたことがパワーになった。
けがをしている時に支えてもらった人たちに恩返しできたかな、と少し思います。

私も本試験の日にも、落ち着いて集中力が途切れないように、
日々そういう勉強を心がけていきたいと思いました。

   
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